連日、Amazonプライムの東宝名画座を見ています。


今日は、川島雄三『喜劇 とんかつ一代』(1963)。ネットでは傑作喜劇映画とか、けっこうな高評価がついてます。


実は、川島雄三の良さがイマイチわからない。この映画もそうでした。残念。


個人的に見どころは、


冒頭の「とんかつ🐖を〜食えなくなったら、死んでしまいたい〜」と言う森繁久彌の歌。


日本映画には珍しい、イヤらしく見えないキスシーン。


フランキー堺が、さらっと超危険な事をする。


セットの素晴らしさ。撮影どうやったのかな?


妙な機械(レコードプレーヤー?)とスバルの可愛い二人乗り自動車。


潔癖親父の山茶花究とキ☓ガイ博士的な三木のり平。


新築工事中の上野精養軒、上野動物園。


俳優さんの顔ぶれも豪華。でも、始終ドタバタして終わっちゃった感じ。


それに、森繁久彌扮するとんかつ屋の店主が、そのとんかつとキャベツの千切りを床に放り投げて、フランキー堺が「とんかつ踏んじゃったよ。」と言う場面あり。


川島監督はとんかつが大好きだったので、この映画を作ったらしいけれど、そのとんかつを粗末に扱うって何だかなぁ。この監督やっぱり好みじゃないかも。


モデルになったのは、昭和5年創業、上野御徒町の井泉というお店だそうです。カツサンドが有名なまい泉はこのお店からできたとか。


♬〜とぉ〜んかぁ~つを〜、食えなくなったら、死んでしまぁいた〜い〜♬


うちの近所には、油の匂いがしない、ものすごく美味しいとんかつ屋さんがあるので、上野まで行かなくても済んで有難い。✌


※カバー画像はお借りしました。