昨日はテレビ三昧でした。

大相撲千秋楽→相葉マナブ→鳴門秘帖→光る君へ→NHKスペシャルでフジコ・ヘミング→古典芸能への招待→おまけに美の壺まで…。忙しい忙しい。

NHK『古典芸能への招待』は、18世中村勘三郎追善『籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)』。

題材は享保年間に起きた「吉原百人斬」事件です。「妖刀」+「ルッキズム」+「面子丸つぶれ」+「憑依」+「大事件」とてんこ盛り。

「籠釣瓶」は主人公が持つ刀の名前です。「籠で作った釣瓶のように水もたまらない」切れ味鋭い、テレビ通販の「魚も肉もスッパスパー」的なやつ。抜かなければ災い無し。なのに…

見終わった後、江戸っ子も「キレる奴は怖いぜ。」「なまじ刀(しかも妖刀)なんか持たせるとろくな事しねえな。」とか言ってたんでしょうか。

DVD化された勘三郎(豪農、佐野次郎左右衛門)、玉三郎(花魁、八橋)、仁左衛門(間夫、繁山栄之丞)が、昨夜は、勘九郎、七之助、仁左衛門で蘇りました。

アンハッピーエンドで、カタルシスが無い気がする『籠釣瓶』。個人的には、間夫ニザ様のお着替えシーン♥が好きです。

歌舞伎だから許される点々…🙄