サボテンを育てている方や販売している方とお話すると「このサボテンは実生だよ」とか「カキ仔だよ」と言われたりします。

 

サボテンマニアさんたちは、なんとなく実生をありがたがっている気がするのですが、成長や見た目に違いがない、、

素人の私では見分けがつかない?

のレベルの違いなんだろうか???

あえて、「実生です」と書いたりする理由はあるのだろうか?

 

 

クローバー「カキ仔(かきこ)」:株分けした植物(種以外から育てたもの)

クローバー「実生(みしょう)」:種から育てた植物

 

「実生」で育ったサボテンと株分けされた「カキ仔」のサボテンって何が違うのだろうと気になり調べてみました。

調べるといってもいろんな記事を読み漁るだけ(๑•ᴗ•๑)

いろんな記事を読んでいると知らない世界が楽しくなりました。

 


まずは、「カキ仔」について、簡単にいうと親株から出てきた子株を切り離したものを指しています。

切り離したものなので、遺伝子的には同じクローンです。

なので、「カキ仔」だと親の性質と同じなので、親と同じように成長してくれるので安心です。

 

デメリットとして、クローンなのでDNAも同じ。

同じということは、病気になった場合、全滅してしまう可能性も高いということです。

 

 

次に「実生」は、種から育ったものを指します。

種から育てると、成長に時間がかかります。

 

こんな記事を見つけました。

 

『サボテンは自生しそのまま育つことは少なく、栽培されていることが多いので、遺伝的には雑駁で、実生すると変わり者が出る確率が高い』

 

少しわかりやすく文面を変えています。

補足です。

「雑駁(ざっぱく)」とは、雑種よりももっともっといっぱい掛け合わさっていてごたごたした状態。

 

こちらの記事もお借りしました。

『例えば、「般若(はんにゃ)」には青般若、裸般若、白般若.........等、様々な品種があり、これらはほとんどが般若から枝変わりや実生で現れた変わり者と考えられます。そしてこれらは同種ですから互いに交雑可能です』


とのことで、変わり者を期待するサボテンマニアの方には実生が人気ということが分かりました。

 

そしてまた、輸入植物などの栽培は、輸入1代目よりも日本で世代を多く経るほど日本の気候に慣れ進化し栽培しやすくなるといわれます。

 

なので実生の方がカキ仔より丈夫ということも人気の理由のようです。

実生苗が人気のもうひとつ大きな理由として、

サボテン界では特にカキ仔苗よりも優遇されます。それは同じ株では種が取れないからです。

種を取るためには、違うDNAの株の雄しべ雌しべを使わなければならないので、どれだけ育ててもカキ仔では、新しい種はできません。


実生のメリットは他にも大量生産が可能です。

 


「カキ仔」と「実生」の違いや「実生」の人気なわけなどが気になり調べているうちにいろいろなことを知ることができました。

まとめることで頭もすっきりです。

 

ですがですが、、

種から育てるのはとっても苦手。

ゆっくり見守っている間に水が切れたり、温度管理を怠ったりと枯らしてしまいます。

まだまだ初心者の私です。

また挑戦したいと思いますヾ(*´∀`*)ノ

 

最後までお読みいただき       

ありがとうございました(ᵔᗜᵔ*)