
なかなか眠れませんでした

吸入のマスクが暑くて
口や鼻の周りが汗だく

時々外して拭いたりしていると
看護士さんが
“外しちゃダメですよ”



胃の中が空っぽのせいか
自分の息も臭い( ̄~ ̄)ξ
寝返りとか動けないせいか
腰も痛い

明け方
水分を取っていいと
看護士さんが水を飲ませてくれたのですが

ほんの一口だけでした

朝一番で回診がありました“触っているのわかりますか?”
“ハイ
わかります”と答えたものの
ガーゼやら脱脂綿やら包帯やらで
ぐるぐる巻きになっている上から触られたと思ったのですが
実際は
何も貼ってない場所を触っていたのです
つまり
感覚がマヒしているということです


いつかもとに戻るのか聞いてみたのですが
“子供だったら「大丈夫戻るよ」って言えるんだけどね、大人の場合は~”

“あなたの老化現象の度合いによります”

今だに戻っていません

少しはマシになった程度です

ベッドを起こしたら
腰は少し楽になりました

私は内蔵の手術をしたワケではないので
翌朝から普通に食事が取れます

麻酔の後具合が悪くなることもなく

普通に食べていると
同室の人に言われました
“元気じゃーん
”手術から戻ってすぐ
しばらく夫と話をしていたことにも驚かれました
『尿管』がすごく気持ちが悪い…

義父が気にして自分でひっこ抜いた気持ちがわかるような気がします

自分でトイレに行きたいからと
すぐに外してもらいました

とはいえ
最初は車椅子です

手術した左足を伸ばしたままにした状態で乗りました
事故を防ぐため
トイレの際には必ずナースコールして
看護士さんに付き添ってもらわなければならず
何だかお忙しいのに申し訳ない気持ちでした

ところで
私は血とか怪我とかの話どころか
骨格や筋肉組織の話も大の苦手

それが
自分の手首を見れば
いつも点滴用の針が刺さっている状態

うわ~

点滴の前に
一度生理食塩水を通すのですが
何日か経つと詰まってきて通らなくなり
新たに針を刺し直し

同じ場所というわけにはいかず
手の甲の血管に…


今思い出しただけでも…
ひぇ~



さらに
最近はガーゼ交換は感染症予防のためあまり行わないそうですが
手術後2日目にありました
“このほうが回復が早いんだよ”
と言って新たに貼られたのは
無色透明のテープでした

診察する側は都合がいいでしょうが
ホチキス止めをしてある傷口が丸見え

ひゃ~




ちなみに
傷口の大きさは
膝上20㎝の辺りから下腹部の辺りまで
長さ30㎝ぐらいです

日々脱力です



そうはいうものの
ちょっとした拍子に
普通に立つことができてしまい
車椅子から歩行器にかわりました

“男の人の方が恐がってなかなか歩けないんですよ”

しかし歩行器はトイレで少し邪魔なので
松葉杖でもお借りしたほうがいいのでは?
すると
リハビリ室に呼ばれ
松葉杖を使って歩行訓練をさせられました

しかし
なぜか私がこの先
自分の松葉杖を作って
ずっと使うつもりだという話になっていたらしく
リハビリの先生に
“必要ない”
と判断されたので
この話は済んだのですが
どうも時々話が噛み合わないのが気になりました

リハビリは
手術後すぐぐらいの時
先生とご挨拶程度
そしてこの時だけで
後は『自主リハビリ』でした


それでも
いつしか歩行器に頼ることもなくなり
昨日上がれなかった段差も
今日は上がれるという具合に
回復は順調でした


看護士さん達は
何人かのグループで連携し
とてもよくして下さいました

点滴の針がついている内は
顔を洗ったりできないので
毎朝蒸しタオルを渡されました
体を拭く蒸しタオルも病院のほうで用意してありました
毎日拭いてくれましたが
自分で動けるようになると
タオルの場所を教えてもらい
好きな時に自分で借りて使えました
シャンプーも同様に
最初は看護士さんが洗ってくれましたが
そのうちに
やり方を教わって
空いている時間に自分で洗って良いと言われ
好きな時間にできました

点滴は抗生剤で朝晩2回
10日程だったでしょうか
やっと終了

やっと顔が洗えたら
肌が突然変わったように感じました

水を抜くための管もほぼ同時期に取れました

今度はお風呂も入れます

とはいえ
お風呂はやっぱり事故防止のため
看護士さんが付き添います
今更ながら
見られているのも
なかなか気恥ずかしい( ̄~ ̄)ξ9月も下旬になると
半ズボンでは少々寒い

自分のパジャマを着ようとしたのですが
あれだけ大きなモノを取って
さぞや細くなったかと思いきや
どうやら腫れていたらしく
スボンの方がはけませんでした

しかたないので
夫の長袖長ズボンのパジャマを借りズルズル
他の人は可愛らしいパジャマを着ているというのに


そして
いよいよ外出許可が出ました


退院までもうすぐです

続きはまた

