病名が書かれた書類をもらいました
“それがあなたの病名です”
一応口頭でも言われたのですが
はっきりと聞き取れず
改めてその書類を見たのですが
医者の書く字というのはどうも読みづらい『軟？肉腫』
(・・?)
(・・?)
二番目の文字がどうしてもわかりません
家に帰ってから『家庭の医学』書で調べてみたのですが
載っていたのは
『軟骨肉腫』
これかな～？
しかし
読んでみると絶望的な事ばかり書いてあります
ちょうどﾄﾞﾗﾏｽﾍﾟｼｬﾙで
膝のあたりにできた癌がもとで亡くなる人の話を放送しました
私は見てませんが…
そんなこともあり
かなり凹みましたが
どうも違う…
別に『軟骨』に腫瘍ができたわけではありません
本屋にも行ってみました
そして
わかりました
『軟部肉腫』です
『肉腫』とはいわゆる癌のこと
筋肉とか脂肪組織とか
『やわらかい部分＝軟部』にできた悪性腫瘍ということでした
『癌』に関する本は色々あるのですが
この病名が載っている本はほとんどありませんでした
辛うじて見つけた本でも
あまり詳しくは書いてありませんでしたが
患者は十万人に３人ぐらい
しかも
中年以降の《男性》に多いとか
『膜』があってその中にあっても
その『膜』に接している部分に転移している可能性があるから
もっと大きく切る
『良性』と誤って
大きく切らずに
かえって広げてしまうケースが多い
そんなことが書いてありました
確か最初に受診したｸﾘﾆｯｸで
“膜の中にあるから比較的簡単にﾎﾟﾛﾘと取れると思うよ”
と言われた事を思い出しました
さて
入院です
入院する曜日というのが決まっているようで
入院の受け付けが行列していました
でもその日整形外科で入院したのは
もしかしたら私一人だったのかもしれません
４人部屋の病室で
乳癌の方と一緒でした
着替えて荷物を片付けると
看護士さんが私一人だけに館内案内をしてくれました
古いそうですが
個人の冷蔵庫までついていて
至れり尽くせりな感じがしました
最も気になっていたのが
何度も申しますが
私は足が太い
この太い足の最も太い部分の手術で
包帯など巻いたら
パジャマのズボンなどはけません
『手術に必要な物』として
和装の寝巻…つまり浴衣と書いてありました
術後もずっとそれを着ているしかないのでしょうか
すると看護士さんが教えてくれました
“男性用の大きなｻｲｽﾞの半ズボンがいいですよ”
ちょうど
夫のパジャマで
半ズボンと長ズボン２枚付きのが有り
夫は長いほうしか使っていなかったので
それを借りることにしました
向こうもﾃﾞﾌﾞで良かった～
翌日準備万端整えて
２日後が手術でした
ﾊｧ
⑩まできてしまったというのに…続きはまた
