きのう、夫と蔵王の帰り道に同時に目に入ったものがある

「小野さつき訓導の殉職碑」と大きく記された道標

何度もこの道を通っているのに、初めて目にした

二人でなんだろう?と考えた

「東日本大震災の時、最期まで役場で放送してた人じゃない?」

いや、ここは違うと夫

なぜか気になりネットで検索してみた

川の側で授業中、溺れた生徒3人を助けようとして、二人は助けたが一人は、先生の小野さつきの袴が頭からかぶさり、二人とも溺れてしまったというような話が載っていた

その時、先日の出来事を思い出した

宿題嫌いのU君が、校庭の脇の掘りの流れを追いかけては、折り紙の台紙を水に入れている

何をしているのだろうと声をかけたら、毛虫が溺れてると言う(笑)

毛虫?そんなのなんで?とは大人の考え

「生きてる‼」

女の子が叫んだ

気持ち悪いけど良くみると、確かに口が水から出てるような、もがいてるような感じ

「じぁあ助けよう❗」と私

結果、助けられなかった

大きな流れに飲み込まれてしまったのだ

「毛虫だから良かったけど、人間の子供なら大変だったね」と私

そこから、助けようと思った大人も溺れて二人とも、死んでしまう事があるという話になった

これはシンクロだと感じた

何を学ぶべきなのか?

毛虫を助けようとした時、紙を流れに差し込んだ事で、抵抗が生まれた

毛虫は軽すぎて、紙の両側へスルリと逃げてしまった

その時は、目の前の出来事に捕らわれてしまい、頭を使う事が出来なかった

冷静に考えれば、掘りを全て塞き止めるとか、網でもないと無理だったのだ

刻々と進む事態に、素早く頭を働かせる難しさ

本当に人間だったらと考えると、ぞっとする

小野さつき先生も、もしかしたら違う判断をしていたら…

小野さつき先生を自分に置き換えたら、どうすれば良かったのか

問題にぶつかったとき

現実的に、具体的に適格な対策を取らなくてはならない

目の前で起こっていることに、焦点を合わせっぱなしではいけない

焦点を拡げていけば、違う道が見えたかもしれない

九死に一生を得た人は皆、違う視点を見つけている