相手より力の強い者が、暴力を振るうこと。
人を迷わせること。

そこに私は反応する。

私の父は、母に手をあげる人だった。
お酒に酔っている時も、そうでない時も。
やたらめったら気にくわないと暴力をするわけじゃなく、
自分がどうしても伝えたい事が伝わらない時。母にわからせたい時。
自分は間違っていない事を証明したい時。
だったんだろうなぁと今となって思う。

母は決して謝らない人だったんだけど。
いつも「謝ってたまるか」って後で言ってた。
悪いことしたなんて思っていないって。


私は、夫婦喧嘩をしている両親を見ている時、
「何でお母さんそれ言うの?怒るに決まってるじゃん。バカなの?なんで繰り返すの?」って思ってた。
だから、「ああいう時は、反応しなければいいじゃん」って母の気持ちを無視して言ったこともあった。

大声をあげたり、物を投げたり、手をあげたりする父に「やめて」と言うのが怖くて。

やり返さない母・謝らない母をバカにして。

母を守ってあげられない弱虫な自分に怒っているのに、父を怒らせる母に怒る。

親のくせに、こどもの私をこんな気持ちにさせる両親に怒っている。


夫婦喧嘩をみて、私は傷ついていたのだ。
私の弱さを見せつけられているようで。
守ってあげたいのに、怖くてできない自分だから。
「やめて」と言おうか言わまいか、迷っている。勇気が出なくて言えないままだから。
小さな弟が泣きそうな顔をしているのに、助けてあげられない、両親と変わらない自分だから。


それは別に両親の夫婦喧嘩だけじゃなくて。
小学生の頃のいじめとか、友達とのイザコザも同じ。

自分の気持ちとは裏腹な事をしてきた私が、私に怒っている。


って一体なんの話?

デスノートの話。

怒りも悲しみも。
健康に影響するよ。

詳しくは依子先生の著書、p132~読んでねニコニコ