先日、琴剣さんの信じられないニュースが飛び込んできました。
元、佐渡ケ嶽部屋のお相撲さん。
大先輩、大兄弟子です。
力士になりたいと思った子供の頃、
相撲界の勉強をするために買ってもらったものが、
琴剣さんの本でした。
店を始めた時、琴剣さんの絵を使わせていただくのが夢でした。
しかし、恐れ多いことであり諦めていましたが、
十数年経ったある時、思い切ってお願いをしました。
まず尾車親方に相談をすると、
そうか、そうか!と、その場で琴剣さんに電話をかけてくださり、
ビックリするくらい気持ち良くお引き受けくださいました。
電話を代わっていただき、初めてお話することができました。
その後も、電話やメールで何度もやり取りをさせていただきました。
あの時いただいたありがたいお言葉の数々を、
忘れる事はありません。
これだけでもありがたい、ありがたすぎるのに、
似顔絵まで描いてくださいました。
エプロンが白い理由は、
好きな物を入れられるように!という、
琴剣さんの優しさでした。
それだけではありません。
好きなように使っていいよ!
と、たくさんの相撲のイラストのデータを送ってくださいました。
誰がそんな事をしてくれるでしょうか…。
これはどうやってお返しすればいいんだ…
正直そう思いました。
ありがとうございます!
という言葉では、とてもとても足りなかったのですが、
でも、それしか言えなくて…。
そんな僕に、
いいんだよ、いいんだよ。
頑張ってよ!
と、いつも優しく言ってくださった琴剣さん。
頑張る事が恩返し!
と思ってやってきたつもりではありましたが、
どすこい⭐︎キッチン。を閉店することに。
あの時も、病気になった僕を心配して連絡をくださいました。
琴剣さんにとって尾車親方は兄弟子でありますが、
親方の弟子である僕の事も大事にしてくださいました。
これはきっと、いや間違いなく僕だけではないです。
親方の弟子は、僕の弟子でもありますから。
と言ってくださった言葉も、
本当にありがたくて嬉しかったですね。
このブログやFacebookに投稿する記事の事も、
面白い!
いつも笑わせてもらってます!
そう言っていただけた事も、とても光栄な事でした。
成功してご挨拶に伺おうと思っていました。
その時に再びお会いできる事を楽しみにしていました。
まだなにひとつ恩返しが出来ていません。
でも、この先もその気持ちを持ち続けて、
何事もやっていきたいと思います。
今回、いろいろなニュースの記事を読みました。
琴剣さんのお人柄がわかる事が、あちこちに書かれていました。
その中で、特に印象に残った事。
その通りだと思った事を、
報知スポーツの方が書かれていました。
【誤解を覚悟で書くが、横綱、大関は引退しても新たに誕生する。だけど、琴剣さんに代わる人は他にいない。「相撲協会公認漫画家」の肩書は、大相撲の歴史に名前を刻んだ偉大な「一代年寄」だと私は思う。】
やはり凄い方だと思いました。
琴剣さん、本当にありがとうございました。