一応書いておきますが、左が錦風さんです。右の人はお相撲さんではありません(笑)
まあ、こんな表現は変ですが、アタクシ独特の表現という事で…
いろいろな兄弟子がいて、中には「クソ、こいつ
！」みたいなのがいましたけどね、その「クソ、こいつ！」と思った事がない数少ない兄弟子の一人が、錦風さんです。これで、どういう人かわかっていただけると思います。錦風さんと初めて会ったのが、アタクシが中学２年の冬休みに尾車部屋に初めておジャマした時でした。
その時は錦風さんが入門１年目でした。しかし、とても入門１年目らしくない感じだった事を覚えています。稽古場で兄弟子に勝つし、貫禄もあって…。
とはいえ、入門１年目ですから、兄弟子のマワシを干したり取り込んだり、土俵の砂を干したり…そんな仕事もされていましたね。手伝おうとすると「いやいや、お客さんなんだから…」と言って手伝わせてもらえなかったので、隣で見ていました(笑)今思うと、そういう場面をこの目で見れた事は、なかなか貴重な気がします。
その時に、ダチョウ倶楽部の「ヤー！」というポーズで一緒に撮ってもらった写真、これはもうお宝です(笑)
アタクシが入門してからは、いろいろな事を教えてもらいましたし、稽古では何回も胸を借りました。鍛えられた胸は硬いので、頭でぶつかった時にコッチは何回も首が痛くなりました
(↑弟弟子に胸を出す錦風さん)
ちょっと体調が悪い時、「今日は錦風さんにぶつかりたくないなぁ…」なんて思っていると、必ずと言っていいくらい錦風さんにぶつかる事になったものです
今でも尾車部屋に遊びに行くと、久しぶり！という空白が無くなってしまうくらいの笑顔で迎えてくださり接してくださいます。
本当にたくさんの思い出はありますが、こうして書きながら「引退か…」と思うと、なんか急に淋しい気持ちが出てきています。いつかは来る事なんですが…。
今後は、世話人という職種で相撲協会に残って仕事をされます。兄弟子が協会に残るっていうのは初めての経験なんですが、なんか嬉しいもんです
これからは尾車部屋の為だけという訳にはいかないと思いますが、尾車部屋と相撲界の発展のために、頑張っていただきたいと思います。
後輩に慕われる世話人になるんだろうなぁ
とにかく長い力士生活、お疲れ様でしたm(__)m