昨日は、カンボジアで好条件の仕事があると誘われて入国した台湾や香港の人が、現地で監禁や暴行、人身売買などの被害に遭う事件が多発している話を載せましたが、日本も他人事では済まなくなるかもしれません。




岸田政権以降の日本は、欧米、台湾重視という姿勢を取っていますが、中国は明らかに苛立ちの度合いを強めています。

今後の日中関係悪化は避けられそうにない状況です。



そうなれば、1つ大きく懸念されるのが中国での邦人拘束です。

日中関係が悪化すれば、そのリスクは確実に高まると思われます。


最近でもその事例が報告されています。

上海の日本総領事館によると、昨年12月に上海で拘束された50代の日本人男性が今年6月、中国当局によって逮捕されていたことが分かりました。


現在のところ、なぜ中国当局が逮捕に至ったか具体的な容疑は不明のままですが、スパイ行為に関与し、国家の安全に関わる容疑が疑われているということです。


日本総領事館が男性との面会を要請しているようですが、中国当局は拒み続けています。



また、昨年1月には、反スパイ容疑で逮捕されていた日本人男性2人に対して下されていた懲役刑が確定しました。



中国には「反スパイ法」といわれているものがあり、反スパイ法は、徹底して恣意的運用できるように規定されており、当局に狙われたら逮捕・起訴から逃れられないようですガーン


2016年に拘束された1人は懲役6年の判決を受け、2015年に逮捕されたもう1人は懲役12年の判決を受けていましたが、2人は不服申し立てを行ったものの、裁判所から棄却されてしまいました。



2015年以降、これまでに拘束、逮捕された日本人は16に上り、大手商社マンや大学教授などバックグラウンドは様々です。


しかし、全てのケースで共通しているのは、なぜ拘束されたか逮捕されたか具体的な理由は分かっておらず、政治的な意図が働いているようです。

しかも、多くのケースで起訴され、懲役刑の判決を受けています。






スパイ防止法がない日本からすると、スパイの疑いがあるという理由で、拘束、逮捕されるなんて信じられませんよね?





日中関係が政治的に悪化すればするほど、現地で邦人が拘束されるリスクが高まると思われますガーン驚き


そうなると、中国で大量に日本人が不当に拘束、逮捕されるケースがこれからも増えてくるかもしれませんね。