住野よる著 kindle


初めて電子書籍で読んだのがこの本。

紙で読むより目がすべると思ったのは一瞬で、物語に入り込むのに少し時間はかかったけど
違和感は特になかった。

けれど読み直しが好きなページを簡単にめくるわけにはいかないのが、なんとも。
慣れの問題なんだろうけど。



その世界観に入り込むのに時間がかかったのは、私が物語の人物たちと年齢がぐん、と
離れてしまっているからだろう。

時々、親目線で読んでいる自分がいる。



先の見えている寿命。
人とかかわりを避けている男子と、関わり合いがあってこその女子。


「命」の先が見えているからこそ、感じたり思ったり行動したり。
流されたと思っていても。


全部、自分で選んできたから今ここにいる。


命の時間関係なく。

読んでいる人間の年齢も関係なく。




命は残酷で力強く、そしてまばゆい。

青春小説でいて、「命」そのものの物語。



最後の最期まで生きた彼女の、残したものが繋がって思いが確実に届いて。



寂しいのに楽しい。彼女そのものの、物語。