新年を迎えましたがコロナ禍、新年会、初釜等中止になり仕方ないですが、寂しいですね。

ご厚意で頂いた着物をどれにしようかと考える楽しみも元旦の一日だけでした。

時には華やいだ日常が待たれますが、政府の政策と私達の自粛ですね。

 

歌会始のお題は「実」ですので、短歌を読めればいいのですが、禅語に求めました。

「転処実能幽」がありました。朝日カルチャー「禅語教室」に解説されているまぬら尊者の伝法の偈です。

心随万境転  転処実能幽  髄流認得性  無喜亦無憂

心は万境に随って転ず  「転処実に能く幽なり」  流れに随って性を認得すれば  喜びもなく憂いもなしとあります。

髄流認得性ですが髄流斎にも通じ意義深く感じます。

 

実ですが、実は私の名前でもあります。75歳、漠然とみのるを感じていましたが、中身が備わる、いつわり欠けるところがない、ほんとう、その他熟語を通して自分を律して生きてきたか反省です。

半端物より本物ですよね。