第二日曜日は楽しみです。

円覚寺で横田南嶺管長の日曜説教に参加できることです。 説教はユーモアに富み、迫力もあり、感動頻りで、感謝です。

今月は、涅槃に関係したお話で、感動頻りでありましたが、特性なのか年なのか内容は失念です。 只、「静かに美しく」という言葉はハッキリと残っています。どんな内容だったのか、管長のブログ

 

 

 

 

で再確認です。

横田管長がお慕いする坂村真民先生のお言葉でした。

 

前日、小春日和をまったり過ごし、「静かに美しく」に思いを馳せる機会がありました。 墨絵の何枚かが思い浮び、また、「寂」の字が頭を過りました。「寂」ですが寂しいと読むと何か違うなとなります。

柴山全慶は禅心茶話で一字関「寂」を説明しています。

仏教語としての「寂」は涅槃と同義語であり、物が燃え尽きた状態であり消極的な語彙であるが、私達の大乗仏教の涅槃は悟りの世界であり積極的な、創造性、遊戯性を持っており、 禅の妙旨により裏付けられた不思議なはたらきにより、古い風趣をそえた「幽深閑寂な雅致」を表す言葉と変じてきたとしています。

そして、一種の審美的思考を超えて透関底の妙旨を味わい、茶禅一味を体得しなさい教えます。

「寂」の字の讃として閑座して松風を聴くを添えています。素直に「静かに美しく」の風情を体現できます。

 

また、有名な逸話に「寂滅為楽」があります。

明日は涅槃会、お釈迦様、真民先生を偲び、「静かに美しく」に思いを馳せます。