残暑の候ですが、雨模様の中、蝉時雨です。
年のせいか、このような風情も心地よいものです。蝉の一生も過酷なようで、いわゆる勝ち組でもない私にとってなんだかの共感があるのでしょうか。悔悟すべきこともあり、啞然とすることもありますがお陰様でそれなりに満足しています。
これも年のせいか、黙して語らずということではないのですが、私自身の内容の無さとエネルギー不足を実感しますね。この「黙」の字どこかで見たなということで柴山全慶の一字関「黙」の字を思い出しました。白日青天怒雷走る、語黙一如の自由さに遊技する底の人とあります。また、証道歌の「行も亦た禅、座も亦た禅、語黙動静、体安然」を慕わしい「黙」の一関と紹介しています。
年なぞと言ってはいられませんね。心して語黙一如の自由さを遊んでみたいものです。
今日は終戦(敗戦)の日、歴史を学び、平和を祈念します。