暑い日が続き、夏本番ですね。東北の皆様の早期の生活の安定と福島原発の早期の解決を望みます。現政権は震災及び原発事故に関し、技術的にも理念的にも初期対応においていくつかの拙さがあったように思われます。悪魔と手を結ぶにしても許されることは公であってほしいものです。

先日、東京理科大学神奈川支部総会に参加しました。支部総会に参加するようになったキャンパス問題ですが、このブログで私は意見を述べています。私たちが大学本来の活用を強く希望したURより144億円で購入した九段の土地は隣接する土地を持つ実践倫理広正会に217億円で売却された。そして葛飾新キャンパスに向けて2月2日地鎮祭が行われています。支部総会に参加するようになったきっかけのキャンパス問題に関する会合で九段の活用に関し理事長との間で見解の相違として話し合ったっことが思い出されます。

この見解の相違の一つに、ゴタゴタもあったのですが鳩山氏の駐留なき日米安全保障の議論があります。なぜ議論が深まらなかったのか私にはいまだに腑に落ちません。関連しますので16年程前に配布した私的メモを参照してみます。「政治課題として、最近のいくつかの政治課題について考えてみる。まず、財政の硬直化を指摘できる。このため消費税、行政改革が議論されている。優遇税の見直しを含め、この三者が痛みをともなって、確実な財政の正常化が緊急の課題である。そして、産業の空洞化、地域産業の衰退による失業者の増大、生活と財政の悪化が心配される。商工業、特に、中小企業、地域産業、ベンチャー企業を育成するための施策が必要とされている。そして、情報通信の高度化、新エネルギー及びシステム開発などを新産業として育成していくことも必要とされている。更に、日本の国際的立場について考えてみる。日本は普通の国として一定の役割を果たしつつ、環境やエネルギーの分野で重要な役割を果たすことができる。かつ、常任理事国として国際的役割をはたす意思を持つべきである。このように、日本の伝統を重んじ、健全な国家運営を行い、世界で尊敬される新保守主義が台頭し更なる政界の再編が起こると考える。そして、現在の最大の緊急の責務は、病弱者を優先にする被災民の生活の通常化を第一義とする阪神大震災の再建である。犠牲者に黙祷を捧げます。同時に、災害に強い都市、国土づくりに政治のはたす重要性を痛感する。」とあります。

見解の相違、それでも歴史は確実に動いています。