生きる為の覚悟は出来ても、実際、ヒックマンカテーテル挿入して生活するイメージがまだ出来ていない。

けれど、カテーテル入れ替え当日はやってきた。

ガウン(手術着)に着替え、ストレッチャーに乗り移り、手術室へ。

眼鏡を外すと周りがぼやけて確認出来ませんが、声で誰かはわかりました。

主治医のT先生の声です。

「その声はO先生ですね。」

「今の声はS先生ですね。」

「H先生の声も聞こえますね~。」

担当医3名の声も聞こえていました。


主治医と担当医3名がいて下さるなんて、とても心強かったです。


麻酔が打たれ、O先生とS先生のカテーテル挿入が始まりました。

麻酔が効いていても、なんか痛い!!えーん

体に力が入ってしまう度に、H先生から

「は~い、力入れないで、抜いて下さい。」

と、言われてもカテーテルの管を入れるのに、違和感がかかるので、どうしても右半身側に力が入ってしまうのです~。

ガマン…プンプン

ガマン…プンプン

ガマン…プンプン


ガマン…プンプン

カテーテル挿入に使用した管を2つに割り裂きながら抜く作業は… … … …

 『痛~い!!』

声に出てしまいました。


胸部にヒックマンカテーテル挿入して、エポプロステノールを付け終えると、スワン・ガンツカテーテルを取り外す作業です。

あっという間に、取り外れました。

カテーテルの入れ替えは無事に終わりました。

あっ~、全身倦怠感

出血がなかなか止まらず大変でしたが、無事にと言うか、やっと病棟個室へ帰ってきました。

スワン・ガンツカテーテルが外れたので、心電図モニターも外れました。

点滴スタンドも2台になりました。

少しずつ、身軽になっていきます。