【あらすじ】

ー 無名の風に修羅の雲 阿弥陀来迎嘘ばかり
あわれなるかな草も枯れ 鳥もうたわぬ世なりけり ー

時は、平安から室町時代のどこか。
場所は、決して裕福でない寒村。
都では「袴垂れ」なる盗人の大将が出没。
この盗賊、神出鬼没。
とても役人の手におえる男でなかった。
ある日、この寒村に飢えてやせ痩けた旅の坊主がやってきた。
親切な村人たちのあつい介抱にもかかわらず、やがて彼は死んだ。死に際に旅の坊主は村人たちに"いつか袴垂れの党がやってきて、
苛政に苦しむ村人たちを救ってくれるはずだ"と言い残す。
この物語はここからはじまる。


【配役(敬称略)】
じいさま:小金井宣夫
村人一:桐山篤
村人二:坂本良徳
村人三:真嶋秀典
村人四:小山ゆうま
村人五:松原佑次
村人六:白石幸雄
村人七:慶雲
男:三澤健太郎
小菊:土肥希理子
役人・美女:石田麻菜美
下人・美女:福辺蓉都
下人・美女:鈴木ありさ
下人・美女:和中香穂
おごそかの声:加藤貞雄

☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆

初めての団体でした。

おもしろかったなぁ。

最初はねセリフがその時代を表すためか、やっぱりちょっと独特で方言的な、訛りが強くて、「やばいなぁ、わからんっ」ってなってたんやけども、それも私はあとから解消されたな。

隣の人は違うかったっぽいけど(笑)



流れとしてはもう序盤から「あーもうこれは、はいはい(笑)」ってわかってしまってたから、どうするのかなぁっていう気持ちで見てた。

最後のまとめ方はよくわからなかったなっていうのは正直にありつつも、展開としてはおもしろく見れた。


ほんまに本物の袴垂れは、村人たちが思い描いて目指してた姿と違うってことでよかったのかな。

最後に掟に背いて本物の袴垂れを殺した村人たちやったけども、その先も自分たちが描いた袴垂れの党としてやっていくのかなとも思えた。


じいさまがなかなかのキレものやった気がする。
最後も本物の袴垂れに出会えたから、これからは自分たちは家来となって仕えるということで、決めた掟はもう意味がないよっていうのを強調してた気がするけど、どうなんかな。
その掟の中に「人を殺してはならない」的な一文があるから、もうその掟が無くなった以上は守る必要もないから袴垂れを殺したと思うんやけど。
弱き者の味方やと思ってた袴垂れが実はほんまにただの盗賊やったと知ったわけやもんな。


今回は白石さんと香穂さんが出るっていうのもあって行ったんやけど、白石さんの役ハマってた気がする。泣き虫(笑)

香穂さんはじいさまが夢を語る時に出てくる美女の1人として出てきた時のお衣装が綺麗やった!あまりセリフがなかったからなぁ、残念。

久々にお二人見れてよかったなぁ。