【あらすじ】
昭和五十六年六月十七日『深川通り魔殺人事件』発生
「何十年経ってもあの痛みは忘れられない──────」
いつもの風景。いつものバス停。明日も生きているはずだった。
置き去りになった町。置き去りにされた事から目を背けるような、青空。
帰る家がある。必ず帰らなければならない。
(フライヤーより引用)

【配役(敬称略)】
男1:慶雲
男2:稲森誠
男3:チェサン
男4:NowhereMan
男5:上野貴彦
男6:仲野元貴
女1:モモトモヨ
女2:河上由佳
女3:中武麻衣
女4:濱ノ上元子

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9/15(日)15:00を観劇。

大竹野正典没後10年記念公演と題して色んな団体が大竹野さんの作品を上演しています。
この記念公演の始め今年の1月にくじら企画さん公演の【海のホタル】を観劇しました。

今回の【密会】もそうですが、本当に気持ちが重くなるというか。
仕方ないんですけどね。
【海のホタル】は保険金目当てで夫と息子を殺した妻の話で、【密会】も通り魔殺人の話やし、どちらも実際に起こった事件を題材にしてますから。

大竹野さんは犯人に焦点を当てた作品を作るのかなぁって印象。
ほとんど大竹野さんの想像で描かれているんやろうとは思うものの、リアルな描写もあるのでズドンとくる。


まぁ簡単にいえばクスリやっちゃってるという手みたいなので、頭おかしくなって殺害っていう終わり方かみたいに捉えました。

時系列的なところが結構あやふやに思えるところもあったんですけど、アフタートークでくじら企画の方々が来てて、「ほぼ戯曲とおり」って言ってはったから、そこは演出の問題とかでもないのかなぁと。

客席がちょっと珍しいタイプで、舞台もせり上がってるわけじゃなかったので、バス停付近で起こっていることが目の前で見えてるような感覚でした。


ちょっと大竹野さんの作品は難しく思えるけれど、視点みたいなのが興味深くておもしろいんですよね💃

なので今のこの没後10年企画公演では、応援してる役者さんも出はったりするので、その方目当てで行くとはいえ、作品も楽しみたいと思っています!