すげぇ良かったの!!( ゚д゚)クワッ
これはね、愛の物語です!!
たぶん!!⬅
もう最高やね!
ほんま後半泣いたもの。
私が特に泣いたのはエポニーヌかな。
一途にずっとマリウスを想いつづけているのに、急に現れたコゼットにマリウスが一目惚れしてしまうんですよね。
エポニーヌは金品をあらゆる手で盗みとるテナルディエ夫妻の子供で、コゼットはそこに預けられてました。テナルディエ夫妻にこき使われ、身なりも良くなく、自分との格差も目に見えてあったコゼットが大人になって美しい女性に成長したことで立場が逆転してしまったことに気づくんですが、そこで二人の恋を邪魔しないんですよ!!!なんて良い女性!!
コゼットに夢中なマリウスは、仲間たちと共に王政に反対するグループに所属していて、恋を覚えたことで蜂起を放棄(シャレ)しようと葛藤するんですけど、結局は参加。
激しい兵士たちとの戦いの中、爆弾に火を点けようとした時に、エポニーヌが代わりとなって撃たれるんです。
号泣.˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚.
すげぇ泣いた!ただただ彼女に対して「かわいそう」という感情しかなかったんですけど、マリウスの腕に抱かれ眠るように静かに息を引き取るシーンでは少しでも彼女が報われたのかなと思えました。
本当に愛に溢れた作品やなぁっていう印象。
初っ端で死んじゃうコゼットの母・ファンティーヌの、コゼットのためならどんなことだってしてしまう、母親としての愛情と強さ。
自分がかつて罪人であるが故に追われている身であることをコゼットに隠し通し、それが明らかになることで、コゼットとマリウスの幸せな未来が崩れるかもしれないと、一人ひっそりと死にゆこうとする主人公ジャン。
ジャンの人の良さよな!!
教会で出会った司祭の優しさに振れ、心入れ替えるんですけど、半端なさすぎる。
一人娘のコゼットの為に身を粉にして働き続けてきたファンティーヌが、自分のせいで工場を追い出されて売春婦となり、そこでなんや病気もろてきてしもうて、ジャンが見守る中で死んじゃうですけど、罪滅ぼしとでも思ったのか、テナルディエ夫妻にこき使われるコゼットを救い出し育て上げるわけです。
それだけやなくて、ずっと執拗に追いかけてきたジャヴェールまで助ける。
良い奴すぎる!
テナルディエ夫妻たちは良いスパイスやなぁって思った!あーいう、どうしようもないアホなキャラクターって、こういう作品には欲しいよなぁ(笑)
コゼットとマリウスの結婚パーティーのシーンでの姿には笑った(笑)
舞台でしか触れたことのなかったミュージカル。
映画であるとさらにその良さが私には伝わった。
舞台ではどうしても限られた空間とセットの中で表現していかないとダメで、やはりセリフや演技からイメージしていかないと追いつけないと思ってるから、ミュージカルに対して馴染みがないとキツイかもしれないですよね。
巻き戻しとか効かへんしね。
今月行われたメガネニカナウプロデュース【DOGS,UNDER THE ROSE!】で久々に舞台でのミュージカルというものに触れたし、そこに出演されてた方のほとんどがミュージカルやってたりとか、ミュージカルが好きっていう方の集まりで、口々に「レミゼが良い!」と言われるとね、見ない訳にはいかんでしょと(笑)
公演始まる前に見とくべきやったかもしれんなぁ(笑)
ミュージカルはやはり歌の部分がね、主となるわけですけど、レ・ミゼラブルは最初から最後まで歌ってないシーンがほとんどなかった。
それだけで鳥肌もん。
歌詞がセリフなわけですから、俳優・女優の表情と演技が十分すぎるほどに伝わる。
気持ちがこもればこもるほど余計に。
映画やからこそか、途中からはミュージカルとしてで見てない気がしましたね。
それほど違和感なく歌の部分がスっと入ってきました。
レミゼはなんやろ、歌うことに重点置いてんのかな?
ミュージカルはダンスもありきなのかなって思ってたけど、そうでもないんか。
レミゼ自体にそこまで目立ったダンスの部分ってないですよね。
最初から最後まで\\└('ω')┘////フォーー!ってなってたんですけど(笑)
貧困層の味方だった将軍の葬列の日に、マリウスが所属する秘密結社と兵士たちが激しい戦いを繰り広げるわけですけど、その前日にそれぞれが戦いに備えて歌い上げるシーンがあるんですよ。
歌はバラバラなんですけど、それぞれの気持ちの部分がめちゃめちゃ伝わる良いシーンなんですよ!
国政に反対する秘密結社の蜂起への決意と覚悟
学生であろうとも容赦するなと兵士たちに喝を入れるジャベール
せっかく運命の人(マリウス)に出会ったにも関わらず、訳が分からないままジャンと共に街を離れることになった馬車の中でマリウスに思いを馳せるコゼット
初めての恋と腹を括ったはずの蜂起に対する気持ちの間で揺れ動くマリウス
そして、命より大切な愛するコゼットと共に今日一日を無事に生き延びたこと、明日も一日無事に過ごせるようにと祈るジャン
たくさんの人々たちの、それぞれの思いや決意が交錯する最高のシーンです!
レ・ミゼラブルめちゃくちゃ良いし、何となくの気持ちで好きだったミュージカルが、本当に好きになる作品でした!!