Z systemが久々にお送りする
特殊職業シリーズ[結婚式代理出席]
結婚式代理出席の仕事をしながら
歌手を目指している麻衣27歳。
結婚願望は無かったが、
最近できた彼氏の影響か、意識し始める。
今日は新人メンバーを含む3人で
地方での結婚式及び披露宴の新婦側の友人代理出席。
式前に女子トイレで化粧直しをしながらの打合せ。
これがいつもの流れ。
そしていざ出陣!
が、しかしその式で見たのはなんと?
果たして、この結末は!
(こりっちより引用)
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【配役(敬称略)】
武藤・・・森下りお(Z system)
ハルナ・・・古場町茉美(Z system)
マイ・・・笠松遥未(Z system)
鈴木・・・森田真央(Z system)
エイコ・・・花野紗南
柴田麗・・・鍋谷真菜香
平井・・・渡邉晶仁
西本・・・望月涼聖
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28日(金)19:00回を観劇!
なかなかパンチのあるチラシやなぁと思いつつ保留にしてあった公演。
誰かのツイート見て「ほぉん、行こっかなぁ」ってなって予約。
タイトル【HIDEKI】はそのまんま作品の中に使用されるので、いちいち「なんでそのタイトルなんやろうか」ってならなくて良かった。
タイトルの意味わからんかったら悶々とすんのよね。深い意味があったのならやっぱり理解はしてないんですけど(笑)
《結婚式代理出席》という職業についての説明場面的なのが初っ端にあって、自分たちが今どんな現場にいて、どういう依頼なのかっていうこともこの時点で理解ができる。
式場の中にあるパウダールームでの一コマやけども、3人(ハルナ・マイ・エイコ)の関係性なんかも。
この時点ではこの先の芝居の展開がまだ不透明過ぎて、ほんのりと『結婚について』の話なのかなって思ったりしたんやけど、どうやら違うなって思ってからは、ただただこのシーンが一体何なのかなって思ってました。
まぁちょっと無理矢理感は拭えなかったですが、ドラマみたいな展開が始まって。
最後まで観ていると、あーそうか、このドラマみたいな展開を見せたいわけじゃないんやなぁと。
それは、とあるシーンでマイが一人、麗を待つ間のソワソワした感じや、恐らく気持ちの整理でもしているであろうところとか。
マイから衝撃の事実を聞かされたときの麗の気持ち、本音とか。
そうまでして、掴み取りたい幸せの意味みたいなんが一気に押し寄せてくるんですよね。
麗に対してとある事実を伝えるシーンでは、登場人物たちが寄ってたかって麗に説得し始めるんですよ。
ここはちょっと「いや、まだ引き止めるんかい!!」みたいには思いました。
ちょっと長いなぁって。
それでも最後は麗の一言に「あー、すごいなぁ」って思えた。
その辛い気持ちがある中で、それを言えるって凄いなぁって。
んー、全体的に見れば綺麗事で済ませているような気もしつつ、本当ならドロドロの昼ドラくらいの展開になっててもおかしくないような話な訳なんですよ。
それよりも自分がおもしろいと思えたのって、そんな展開になりそうな作品でありながら、そっちに持っていくんじゃなくて、掴み取った幸せの先に不幸が待ち受けてると知っていても、しがみつく女の気持ちの部分が、わかりやすくも表されてたからかなぁって。
その人物に対して寄り添うとかじゃなくて、そんな今までも辛い人生送っていながら、またこんなところで掴み損ねるんやっていう、そりゃ周りが見えなくもなるわなぁっていう同情みたいな気持ちかなぁ。
《結婚式代理出席》という職業のスタッフがあたかもヒーローみたいに見えるのはどうかなぁとは思うんやけど(笑)
結構Twitter見てて「若手が……」みたいなのを目にしたんやけど、そんな感じ私には見受けられないほどに全員が堂々してた。
笑える部分は本当にしつこくはなかったなぁ。
最後の歌の部分も凄かったなぁ!!
これね、本当に日本人の悪いところで、綺麗に最後キマったのに拍手なく暗転になったのが、もぉもどかしいなぁ!!って(笑)
まぁ私もそのうちの一人なわけなんですけど……。
本当に凄いのよ?あれ。
アカペラってまじでむずいんやから、知らんけどさ⬅
ちゃんとボイスパーカッションとベースもしっかりあって、ハモリの部分も美しかったのになぁぁぁ⬅