【あらすじ】
一人の偏屈な作家が死んだ。この物語は、彼が最後に遺した小説を元に描くものである。
彼は言った。「この小説は真実の物語なのだ。そして主人公の男は、ずっと貴方のそばにいたのだ……」
今から400年以上前。徳川幕府、黎明期。
弱小藩主である塩麹宗肉は、大将軍・徳川家康を相手にありえない狼藉を働き、即刻切腹を申し付けられてしまった。
 後継者も決めた。辞世の句も書いた。「いざ、切腹!」と相成ったのだが、彼にはとんでもない秘密が隠されていた。
それは肉体が傷ついてもすぐに回復する特異体質……すなわち不死身の肉体の持ち主であったこと。
腹を切らねば藩が終わる。しかし切れども切れども、その腹は治るばかり……。
はたして宗肉は切腹を成功させ、愛する家族を、そして民たちを守ることが出来るのか。
偏屈作家の奇妙な遺作が教えてくれた、まだ誰も見た事の無い男のケジメ。

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観劇仲間さんから高評価な団体さんで、めちゃくちゃ楽しみにしてました!

開演前ステージから楽しいよ、と聞いていたので早めに開場へ。

すっげぇぇ人多かった(笑)
あとでその理由が分かったけども。

自由席の場合わたしは大体後ろにいきます。
全体見れるから、という単純な理由なんですけど、全体見れてんのかって問われたら、ノーコメント(笑)

今回Twitter上でPMCの制作スタッフの神対応があったことを知りました。
目の当たりにはしてませんが、言われてみれば確かになぁって思ったこともあって。

お客さんてやっぱりよぉ見てはるなぁ。




さて、お芝居の中身なんですが、初めに開演前ステージから。



何十年後か未来の名探偵コ○ンの世界。

とある事件を追う捜査一課の刑事たち。
そこへ「犯人が分かった」と豪語するヨボヨボのじいさんが現れる。
年老いた今でもなお現役で活躍する名探偵、毛利小五郎だ。

場所は事件現場へ。集められた3人の容疑者を前に、小五郎は現役バリバリのときと同じく眠りながら名推理を披露。晴れて事件は解決に。

刑事が小五郎を起こそうとすると


(o_ _)oパタッ



小五郎は死んでいた。


新たな殺人事件が発生!
犯人は一体誰なのか!
本当の死因は?!
犯人の目的とは!






なんじゃこれww


20分間の小さなお芝居やのに、ここで掴みOK的な(笑)
なんかでもネタは何かで見たことある気がするんよなぁ。
あの「おっちゃん、麻酔めちゃめちゃ打たれてんのに体がどうともないって、毛利小五郎最強説」みたいな(笑)

なかなかおもしろかったですね(笑)
本編でも思ったんですけど、あわさんヤバいわ(笑)(笑)
雑なキャラクターの寄せ方なんですけど、それがおもしろかったし、犯人が殺人を犯した理由も笑けた(笑)

のっけから、ポップンの空気みたいなのに触れれることのできる、いい開演前ステージでした!
どうやら、これ見たさにお客さんが早めに来るらしいですね!
ナイスアイディアですが、「おもしろい」と思わせれるかにもよりますもんね。
他の団体が真似をするにはなかなかハードル高いかも。



さてさて、肝心の本編なんですが、

おもしろかったですね!
ただ、ずっと爆笑!ってことではないんですけど。

あと色々なことが起こりすぎで正直訳分からなくなったところが所々ありました。



岡山の山奥で亡くなった小説家が、愛する妻へと送った原稿。それを元に物語は展開されていきます。

急な告白ですよね。実は何百年も前から生きてたんだぜー!って言われたら、えーってなる(笑)

私小説とはいうても、まぁもちろんフィクションなんでしょうけど。
途中回想シーンで雅彦(小説家)が「妙だとは思ったんだ。今までにない痛みだった」っていうセリフがあるんです。
それで春子が泣くんですよね。
それに対し雅彦が「泣くな。明かりが一つ消えるだけのことだ」って言葉をかけます。あ、今パンフレット兼台本見ながら打ってます⬅

まぁ癌なのか、とにかく重い病気でも患って、余命いくばくもない状態なのかなって思ったんですよね。


自分の過去を話さなかったのは本当なんでしょう。
ただ、雅彦の過去っていうのは「とある村で気の狂った人間が村人を惨殺していく事件の生き残り」・・・ですか??

それを隠して、さらにそれを全く別の生涯を描いた小説として書き上げたのはなんでなんかなぁって………。

春子を悲しませないように、っていうのもよく分からず………。


んー、んー、すいません、書きながら余計に分からなくなってしまった……。

雅彦の真実(?)の生い立ちと、春子へ送った小説の中で描く雅彦の生涯が、全く相反するもののように思えてきた………。


春子への不器用なラブレター


って、私には感じ取れなかった……。

あ、そりゃラストに向かうにつれて春子と過ごした40余年が雅彦にとって幸せなものであったということは伝わった。
だから小説の中にある雅彦は何百年も生きて、たくさんの時代を駆け抜けてきたわけやけども、その何百年か分のたった40余年が雅彦にとって最高で、幸せな時間であった、ということを言いたいのかなって。


あえて「とある残虐な事件の生き残りだ」と言わないで、「何百年も生きてきたが、君と過ごした40余年が自分にとっては大切で幸せなものだった」とするのは………なんでなんだ………。

( ˘•ω•˘ ).。oஇ

そして、なぜ死ぬまでの1ヶ月間を岡山で過ごしたんや………。

てか、患ってたんか??

( ˘•_•˘ ).。oஇ

(๑-﹏-๑)

(´-ω-`)チーン


考えてしまうと、小説の中身すらも余計に訳分からなくなってしまう………。


待て、ちゃうやん。
何百年も生きてきた……じゃないやん。
未来の世界まで行ってる?
あれ?ん?

ちゃうちゃう。
雅彦宇宙人?

幕府の時代にあの宇宙船に乗ってたド○ンちゃんとかやってくるし………。
タイムトラベラー?


あーもぉダメだ。やめよう(笑)(笑)



初めましての団体さんやったんで、客演さんですけど、以前舞台観て知ってる役者さんは美津乃あわさんだけなんですよね。

だから、あわさんの今までとは違う役者魂みたいなところが見れて、ただただ爆笑(笑)


小岩崎さんの年配の女性がもつ独特の落ち着き感みたいなのは、めっちゃ凄いなって思いました!
あと殺陣のシーンも凄いカッコよかったし、今井さん、くノ一やってた人、遠目やったんでアレですけど、女性かな?って思ってた(笑)



笑いの部分、勝手に関西人は厳しいんじゃないのかと思ってるんですけど(笑)、そとばこまちみたいな感じに思った。
そとばこまち知らん人には伝わらんけど(笑)


またポップン大阪に来て欲しいですねー!
独特ですね!なんか!⬅


また観れたらいいなぁ( ´艸`)


あ、物販DVD買うお金を用意してなくて、観劇仲間さんに勧められたものを買えなかったので、観劇三昧で買おうかと考えてます(*Ü*)