【あらすじ】

「その切符の行き先は・・・未来でした」

『ミライ編』
第一話
「35キロメートル地点の奇跡~~2021年、神保町にて~」(主演:藤堂瞬)
2021年、東京オリンピック開催後の東京の下町に、再開発で潰された古本屋があった。そこで図書館司書の男は、ミライと名乗る青年と出会う。

第二話
「絶滅した男~2054年、とあるサウナにて~」(主演:小沢和之)
2054年、繁栄を誇った「オタク文化」は、サブカル規制法により衰退の一途を辿っていた。かつてオタ芸を生み出したとされる老人は、最後の力を振り絞り光る棒を手に取るが…。

第三話
「エッフェル塔は燃えているか~2021年、フランス・パリにて~」(主演:椎名亜音)
2121年、パリ。人工知能が社会の中心にある時代に、本当の心を持ってしまったAIアンドロイド達が「新・フランス革命」を起こそうと立ち上がるが…。


『カコ編』
第一話
「ジュリアナ犬~1991年、ジュリアナ東京にて~」(主演:宇田川美樹)
1980年代。バブル全盛期の東京。ディスコ通いで人生を謳歌していたある女性は、路地裏でカコと名乗る女性が連れた一匹の犬と出会う。

第二話
「枕の意味~1963年、浅草の寄席にて~」
(主演:土屋兼久)
高度成長期の日本。浅草の寄席で、真打ちに昇進したばかりの落語家が楽屋で聞いた話は世にも奇妙な小噺だった…。

第三話
「ポンコツ玉砕隊~1954年、パプアニューギニアの密林にて~」(主演:樋口靖洋)
太平洋戦争末期。パプアニューギニア戦線でひとり逃げ続ける男がいた。男が密林の中で見た景色は、燃え盛るエッフェル塔を眺めるひとりの女性の姿だった。
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初日10日の15:00回 カコ編のみ観劇してきました!

昨年10月に芸術創造館で開催された【劇団6番シード企画 劇団文化祭in大阪2018】で、初めて6Cの舞台を観て、たった1時間ほどやったのに、めちゃくちゃ惹き込まれたんですよ!

いつか本公演も観たいなって思ってた矢先に関西で公演してくれると(´↑ω↑)うひょー

だがしかし!
滋賀!!(|| ゚Д゚)

遠いなぁ・・・。どうしよっかなぁ。

と悩んでいたら、推し劇団MousePiece-reeの森崎さんがゲスト出演されるとの情報が!


うぉぉぉ!!

ってなるも、仕事の関係で予約がなかなかできず、あっという間に日が経ち・・・。

でもやっぱり行きたいなって気持ちもずっとあって。


ダメ元で上司に昼に上がれるか相談


「ええよ~」


かるっ( ˙_˙ )


うちの上司は【遊べる時に遊んどけ】と思ってくれる人。
やることキチンとしてたら、何も言うてこないのでほんまにありがたい( இωஇ )ウワーン


ってことで、昼にあがりダッシュでJRに飛び乗って行ってまいりました!


滋賀里劇場周辺はこんな感じ








のどかで、ほんまにええ街(*^^*)


今回は初めての当日券!
役者扱いにもしてくれるとのことでしたので、推し様にしてもらいました|๑'ω'๑)グフフ♡



さて、肝心の舞台なんですが、カコ編だけではありましたが、かなり良かったですね(*´д`*)



カコ編一発目「ジュリアナ犬」は、宇田川美樹さんが主役。
吐くほどに飲んでは踊ってを繰り返した帰り、ディープな街では浮いてしまう女子高生と同い年くらいの男の子が、何やら店の外で店員と揉めていた。
二人を助けたヒトミ、何故ここにいるのかを問いただすも、話が噛み合わず………。

実は女子高生のカコが連れていた男の子はヒトミ以外の人間には犬に見えていて、何故かヒトミだけは犬が人間に見えて、しかも話せるっていう(笑)
シロ(犬)の鋭い嗅覚でカコが実は今妊娠していると知ったヒトミ。
話を聞いていくうちにほっとけなくなる。
そして、実はシロにもジュリアナ東京に来た理由があった。

笑いだけで終わっていくのかと思いきや、カコの気持ちに寄り添い、背中を押してあげるヒトミがめっちゃええ人で。

ポケベルが出てきたり、でっかい携帯電話が出てきたり、アッシーって言葉も、衣装もほんまにその時代を映し出していて、平成生まれの私ですし、今回の舞台がギリギリ生まれている90年代のお話やとしても、「なっつかしいー!」とはならんのですが(笑)

初っ端ディスコで踊るシーン、あの音楽とミラーボールでピカピカ光っている様を照明で表現していて、目がチカチカしましたね(笑)(笑)


「枕の意味」は、土屋兼久さんが主役。
真打ちに昇進したばかりの浅草亭縁次は、「マクラが苦手」だと師匠に漏らす。
だがしかし、今日の自分の出番は終わっているのに、また出ろと言われてしまう。
良いマクラがないかと下町に出向いた縁次は、とある神社で男女に出会う。
話を聞くと首をくくろうとしていたと。
そんな二人に「寄席を見にこい。笑わせてやる」と約束する。


土屋さんは初めましてでした。
劇団文化祭のときは諸用で出演できなかったと観劇仲間さんに教えていただきました。

いや!すごい!!めっちゃくちゃすごい!
もぉほんまに落語家さんみたい!

演出もこれはおもしろかったんですよ!
落語シーンだけでなく、縁次がマクラのネタを探しに下町へ出る時も、楽屋でのシーンも、高座から降りないんですよね。
だからずっと落語見てる気がしてました。
それは土屋さんの演技の凄さもあってのことなんですけど。
あと亜音さんもやばい!
セリフ回しとか雰囲気かなり良い!
この第二話は森崎さんもご出演なんですが、森崎さんの落語もなかなか良い!
もうちょっと聞いていたかったってのが本音(笑)
んで、着物がめっちゃ似合うなぁと思いましたね!

あと縁次と他の登場人物が話す時に目線が合わないようにしてたのは、なんでなんかなぁってちょっと思いましたね。


「ポンコツ玉砕隊」は、樋口靖洋さんが主役。

戦争真っ只中で逃げ続ける男、堤。命からがら逃げて行き着いた先で、一人で農作をしていた。
そんなある日、1人の女がやってくる。
敵国の女なのか言葉は通じない。
毎日毎日やってくる女に、堤も気になり始め共に作物を作ろうと声をかける。
ティモと名乗る女もいつしか堤に心を開き始める。言葉は通じずとも心で通わせていく二人の前に、ボロボロの軍人3人がやってきて…。


この作品も演出が良いんです!
暗転で時間の経過を表現しつつ、役者さんたちの表情なんかも変わっていくんです。
冒頭数分は樋口さんの一人芝居的な感じなんですよ。
まだ生きることに必死な様から、諦めていく様子までが暗転と樋口さんの演技だけでみせていくんですが、息を呑むほどのシーンで、劇団文化祭で観た樋口さんとは180度も違う、マスコットキャラクターだと観劇仲間さんは仰ってましたが、もぉ本当に違うくて、鳥肌がたって仕方なかったですね。

未来行きの切符を手にして、生き延びる決心をし歩き続ける。

そしてその先の未来へとバトンが繋がっていく。


これ、話繋がってるんですよね?
カコ編だけでも各作品ごとにそんなようなセリフがチラホラございまして。
ミライ編とカコ編も通して繋がっていたなら、やっぱりカコ編だけしか観れなくて悔しいなぁと(笑)



10月以来の6Cなんですけど、

ほんまに凄すぎる。

私が言うのはおこがましすぎるんですけど、レベル高いなって思いましたね!

それは役者さんの演技の良さや、演出や脚本どれ取ってもなんですよ。

関西もたくさん良い劇団いるんですけど、東京にもこんな良い劇団いるんやと改めて思わせてくれました!



あと、滋賀公演だけはどの券種を購入していても、出演者との交流イベント、BBQに参加可能やったんですけど・・・・



うわぁぁぁぁぁぁん!!!( ꈨຶ ꎁ ꈨຶ )


肉ぅぅぅぅぅぅ!!!←



劇団文化祭のときも6Cとはお話しなかったんですよ・・・・。


それに推し劇団MousePiece-reeの森崎さんと話せる貴重なチャンスを( ̄^ ̄゜)くっ

まぁいつもTwitterやら、丈二さんのツイキャスで交流させてもらってるんで贅沢言わないけども!

今回は急遽やったし、あの後大阪で中野劇団さん観に行くことになってたんで、仕方ないんですけどね・・・。


舞台だけでも観れたので、私は満足です!!


6Cめっちゃ良かったです!!
また関西に来て下さーーーい!!


てか、私も東京遠征しに行くぞーー!!