【あらすじ】
望月明日花は『ことりファミリーエンジェル』という家族代行サービスの会社で働く新入社員 。
明日花は誰も気がつかないような些細な部分まで記憶できる驚異的な記憶力の持ち主だった。
しかし彼女は子供の頃の記憶だけはほとんど覚えていなかった。
子供時代を孤児院で過ごし本当の家族を知らずに生きてきた事以外は…。
明日花を慕う須藤花楓は小説家を目指す見習いアルバイター。
どんな物語も推理小説風に脳内を変換してしまうという性格だった。
ある日『ことりファミリーエンジェル』にある大金持ちから家に若い娘を二人派遣してほしいという依頼が舞い込む。
大きな屋敷の前に通された二人の前に現れたのは大女優・早乙女葉子だった。
彼女は言う。
「今日から1ヶ月間であなた達には私の娘として女優になる為の演技レッスンを受けてもらいます」
そして葉子は一冊の本を渡す。
その台本は完成していない未完の作品だった。
本のタイトルは『天使が君を殺す理由(わけ)』
それは明日花自身の忘れられた過去を呼び覚ます旅へと繋がっていく悲しい物語でもあった。





今回も豪華な出演陣たち。

前回のお笑いサタケ道場としての作品で、その時は書かなかったけど、気になっていた三浦環加奈さんが、今回はまた違うタイプで演じてて、すげぇなぁって思いました。


W主演の元NMBのお二人、上枝さんと黒川さん、やはり偏見で「アイドルか・・・」って思ってて、観に行くのも躊躇ってたんですよね。

しかしお見逸れしましたΣ(・ω・ノ)ノ!
かなり良かったです!


ストーリーなんですけど、あらすじにある感じで、派遣された先で1ヶ月間の演技レッスンを受けさせられる二人。

その中で明日花の記憶が掘り起こされていくんですよね。

終盤に掛けて紐解かれていく感じ。

二人以外にも屋敷に集まった人達の素性なんかも分かっていきます。


ただね、これあらすじが先になったんかな?あとかな?
わからんのですけど、明日花の「驚異的な記憶能力」が発揮されるシーンは特にないし、花楓も「どんな物語も推理小説風に脳内変換してしまう」というよりは、その時の出来事であったり、人物に対して推理してしまう癖がある子っていう印象でしたね。

当日アンケートにも書きましたが、ぶっちゃけよぉわからんなぁと(笑)(笑)

最初で躓くとなかなか回収するには時間かかってしまうんですよね。

「家族代行サービスの社員」という設定が必要やったんかなとか。

やっぱりダンスに意味を問うてしまうし。

初っ端の為房さん、三浦さん、剛充さん、ソンヒョさん、志水さんのシーンも「なにこれ(笑)(笑)」ってなったんですよね(笑)
代行サービスとしての登場シーンなのは分かるけど、なんとまぁぶっそうなサービスやなぁと(笑)(笑)それに「家族代行サービス」の本来の意味とは違うような(笑)

あ、これは笑えるシーンとしてはアリかも(笑)
剛充さんがやばいな、個人的に(笑)


んで、ダンスはあるシーンで為房さん演じる大宮が、三浦さん演じる若宮を殺したようなところがあって、この後の展開に出るなって思いました。


あと、最後のあの犯人もなんであんなことしたんかなぁっていう。
「お前のその目が」っていうセリフがあって意味深やのに、犯人の人物像は分からんかったしね。


最後にかけて紐解かれていく明日花の過去なんですけど、どうも急いで回収に入った印象です。
なんとなーーーく、佐竹さんらしくないような・・・。私のただの感じ方の問題なんですけどね。
難しくともそれぞれに意味を持たせてくれてたと思うから・・・。それがいつもランタイム長くなる理由にも繋がってる気がするし、手を抜くことなく、いつも胸を打つ作品になってたと思うんですよ(*^^*)

今回も明日花の過去の記憶だけがない理由もキチンとあったんですけど、まぁ専門用語バッリバリでしたね(笑)な上に、聞き取りにくかったところもあったんですよ。
そこがね、いつも残念なんですよね、佐竹さんの物語は。
こんなこと今まで書いたことも指摘したこともないのに今更ですが(笑)


今回はやっぱりプロデュース公演ということもあって、恐らく今まで小劇場の芝居に触れたことがない方も多く観に来てるんじゃないのかなって思うんですよ。

もう少しわかりやすく、かつ短めに(笑)してあげれば良かったのかもって思いました。


でもやっぱり出演者達は凄いと思う方達なんで、どこか役者たちの溢れ出る何かを感じ取ってくれてたらと願いますね(≧ω≦)



今回はこんな風に捉えてしまったこともあって、終演後に役者さんとお話することは避けたんですよね。
まぁいつも大したこと言えてないから一緒なんですけど(笑)(笑)



しかしやっぱり凄い方達やなぁ。
為房さん、三浦さん、剛充さん、ソンヒョさん、それに毎度おなじみのおわサタメンバーは言うまでもないんですけど、やっぱりそれは佐竹さんの作品をより理解してるから演技に反映されているのかなとも思うんですけど、今回は三浦環加奈さんと北小路まなさんにビックリしましたね。
三浦環加奈さんは先述した通り。
北小路まなさんは前回のおわサタ公演から一転しての大人っぽさが良かったです♪♪


もう少し作品に寄り添えれたら良かったなぁ(´;ω;`)
佐竹さんの作品、ほんまに好きなんですよね(≧ω≦)