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世界農業遺産 奥能登 白米千枚田(しろよねせんまいだ)/道の駅・千枚田ポケットパーク
お腹も満たされて、よしっ!!!運転に集中だーー!!と、次に向かった先・・・
国道249号線をどんどん北上します。
お天気が・・・・どんどん曇っていきます。
おっと、寄り道。。。
曽々木海岸です。
中心に穴のあいた『窓岩』。。。
太陽さんは雲の向こうに御隠れになり、、、
タイミングが合えば、この『窓岩』の窓から太陽さんの夕陽の光が降り注ぐのだろうね。
こちらは↓↓、『垂水の滝』。
山からの湧水が海に勢いよく降り注いでる滝。
落差およそ30メートル。曽々木海岸の北端の断崖から、一年中枯れることなく海へと注ぎ続ける「垂水の滝」。
迫力があります。すぐ近くまで行けるので行ってみましたよ。
車に乗り込み、、、少し走ると、、、、
次の目的地の道の駅・すず塩田村
じつは、能登半島沖の日本海は暖流と寒流が混ざり合うポイントで、能登の海には多くの種類豊富なミネラルが含まれているのです。
そして、海の幸の宝庫でもあります。
道の駅すず塩田村
〒927-1324 石川県珠洲市清水町1-58-1
Tel 0768-87-2040
こちらは、道の駅にもなっているので、大型観光バスも何台かとまっていました。
じつは、奥能登の珠洲市入ると外浦には揚浜式で塩をつくる事業所が集まっている塩街道なのであります。
場所はこのあたり。
店内を少し見て、少しお塩を購入し次の場所へ。
そしてタイミングよく観光客がいない場所を発見!!!
Uターンして、、、寄ってみたよ!!!
珠洲製塩
石川県珠洲市長橋町13-17-2
Tel 0768-87-8080
道の駅のすず塩田村から少し走った場所。。。
能登では、昔からの製塩法として知られる「揚げ浜式製塩法」
肩に担いだ天秤棒の両側に桶を下げて、じゃぶじゃぶと海に入り、
腰をかがめて桶に海水を汲み、浜にあがって塩田に潮水を撒く。
作業工程の写真を見れば、どれだけ重労働なのかと。。。
真剣な眼差しで写真を見ていると、一人のおじちゃんが声をかけてくださった。
にがりもあって、これとこれの違い・・・を聞いてみたり・・・。
本当に手間暇がかかっておりました。
もちろん、こちらでも、お塩とにがりを購入。
私は塩マニアだからね。
とにかく、ナトリウムの量が少なく、マグネシウムの量が凄いのだ!!!
帰ってきてから、ネットで色々な塩やにがりのミネラル物質の含有量を調べてみた。
どうりで、、、おじちゃんが言っていた。。。
和食で有名な〇万も、こちらにわざわざ発注してるらしい。
にがりは、いろんな物に入れることができるので、本当に素晴らしい!!
しかも、賞味期限とかない。。。半永久だからね。
お水やお白湯、焼酎にいれてもよし。
ご飯を炊く時、、、お風呂に・・・
そして、知ってる人も少ないと思うけど、
イライラ気の短い人に、反対にやる気のない人に、質の良い海の恵みはとても大切なんだよね。。
声をかけてくださったおじちゃんがパンフレットにいた(笑)↓↓
年齢を聞いたら、かなりの御歳だったけど、お肌がつやつやしててその年齢には見えなくてビックリ。
≪あげ浜式製法≫
肩に担いだ天秤棒の両側に桶を下げて、じゃぶじゃぶと海に入り、
腰をかがめて桶に海水を汲み、浜にあがって塩田に潮水を撒く。
潮水の入った重たい桶は両肩にくいこみ、長年続けていると、肩にこぶができるそうだ。
私は数回、御神輿を担いだことがあるので、
あの肩のあざと痛さを思い出した。
神輿こぶできてる人いたなぁ~~・・・。
あげ浜式製法は、お天気の良い日しかできない。
とっても暑い日に、太陽にあぶられながら仕事をする、とてもハードな辛い仕事。
この昔ながらの、手間暇かけてのあげ浜式製法が、
この奥能登には、いまだに残っている。
≪流下式製法≫
くみ上げた海水を一週間以上、すだれや竹枝、ネットにスプリンクラーで散布し、自然の太陽と風で濃縮します。
その後に、濃縮された海水を平釜で煮て水分を蒸発させさらに濃縮していきます。
↓↓
私達が住んでいるこの地球が誕生したのはおよそ46億年前。
地球上にはやがて海ができ、その海の中の塩素とナトリウムが結びついて塩が生まれました。そして海から地球最初の生物が誕生したのです。
塩と人類との付き合いは古く、約5000年前のエジプト時代には既にその重要性を知り、塩が生活の中に取り入れられていました。塩を得ることができない所に塩を運んだ”塩の道”は世界各地に残されています。
四方を海に囲まれた日本では、海の水から塩を取り出す技術に優れていました。奈良時代には”もじお焼き”と呼ばれる原始的な方法で塩が作られていましたが、中世に入るとより多くの塩を得るため、沿岸各地に塩浜が作られました。
塩浜には揚げ浜・入り浜の2種類があり、能登地方では1596年揚げ浜での塩づくりが始まりました。珠洲市では、今も500年前とほとんど同じ方法で、塩が作られています。
また,潮の満ち引きを利用して海水を自動的に浜に引き入れる入り浜式は、その地形や気象条件が最も適した瀬戸内地方で江戸時代から盛んに行われ、昭和のはじめ頃まで塩づくりの中心でした。
古くから色々な方法で作られてきた塩、この塩の不思議な性質は調味料や保存料としてだけでなく、私達の身の回りのあらゆる所に利用されています。
塩と人類との関係はこれからも変わることなく続くでしょう。
塩は地球から人類へのすばらしい贈り物なのかもしれません。
(パンフレットより)
本当に、その通り。。。塩(海)と人類との関係・・・
命の源・・・は海ですもの。。。
私のミッションの一つ・・・・
私は、一生、お塩のことを色々な人に語っていくのだろうな~と思います。。。
そして、
あちこち、色々な塩田所に行ってみたい・・・。
つづく。