皆が手に取るような人気の本が好き。でも、前に借りた人の痕跡は感じたくない。古いのは嫌、ましてや書き込みアリの本なんて論外――かくも利用者様のお心は繊細でございます。


中身は素晴らしい本が外見だけで利用者様に拒否されてしまう。そんな悲劇、司書たるもの見過ごせません。少しでも美しく新品に近づけるべく、補修テープや消しゴムを駆使しての作業はまさに施術と言うべき真剣さ。
そう、我ら司書は本のエステティシャンなのです。


なーんてことを思いながら、金曜はひたすら消しゴムで書き込みを消していました。よく勉強してた人みたいで、多くのページにマル印やらが踊っておりましたよ。嬉しいやら悲しいやら。

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