テーピングで悪化した野球肘の治療

2週間前からボールを投げる時に右肘が痛み始める。

近所の接骨院で野球肘と診断を受け、テーピングをしながら投げていたがだんだん悪化してきた。

行田からご来院された野球部の中学生、野球肘の治療です。

初回.野球肘の治し方のポイント

右肘を曲げたり伸ばしたりすると肘の内側に痛みが出ます。

触ってみると確かに右肘周辺が張っていました。

しかし、肘の痛みで重要な治療ポイントはまず肩です。

肘周辺の張りは置いておいて先ずは右肩を調整しました。

すると右肘は曲げても伸ばしても痛みは出なくなりました。

ただ、右肘周辺の張りはまだ残っています。

すると施術を見ていたお母さんが教えてくれました。

「この子、肘の他にもずっと前から腰が痛いんです。」

本人に確認してみると、特にバットのスイングの時に腰が痛いそうです。

仰向けに寝て膝を立てた状態で膝を左右に倒すと腰に痛みが出ていました。

腰痛の原因は人それぞれです。

腰自体に問題がある場合もありますが、股関節、太もも、お腹など、生活環境や過去の怪我などの中に今の痛みの原因がある場合が多いです。

今回の患者さんは右腕の筋肉が張っていました。

試しに右腕を調整してみると膝を左右に倒しても腰の痛みは無くなりました。

この患者さんの腰痛は腕から来る腰痛だったようです。

立ち上がって動いてもらっても腰の痛みはありませんでした。

2~3回目.腰痛の治し方のポイント

右肘はボールを投げても痛みは無くなりました。

バットを振る時にまだ少しだけ腰に痛みがありました。

腰と首は一本で繋がっています。

首に痛みは感じていませんが、触ってみるとコリがありました。

なので首を調整しました。

4回目.野球肘も腰痛も無事に完治

バットを振っても腰に痛みは出なくなりました。

全身を調整して終了です。

まとめ

世間でよく腰痛体操というものがありますが、それで良くなる場合、変わらない場合、悪化する場合があります。

腰痛の原因は人それぞれなので当たり前です。

「腰痛の治し方はこれ!」というモノはありません。

当院では、患者さんの話に耳を傾け、痛みの原因となった動き、普段おこなっている行動やスポーツを基に、経験と知識で人それぞれにある腰痛の原因を探求しています。

野球は肩、肘、腰を痛めやすいスポーツです。

今回の野球肘は肩が原因、腰痛は右腕と首が原因でした。

このように、ほとんどの痛みは患部に原因はありません。

またテーピングは痛みの出ない位置に筋肉を移動して固定させるだけで、治療ではなくその状態で自然に治ることを待つ行為です。

テーピングは筋肉が固まったり筋力が低下したりと、デメリットばかりで良いことは一つもありませんので当院では使用しません。

いま通っている治療院や整形外科で結果が出ない、テーピングをペタペタ貼られている、または患部ばかり治療している場合は、セカンドオピニオンをお勧めします。

 

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