冬は塩分に要注意 | ミドリ調剤薬局

ミドリ調剤薬局

台東区松が谷にある調剤薬局です。

こんにちは、栄養士の高橋です。

もう新年になって2週間ですね鏡餅

あけましておめでとうございます絵馬

2024年もミドリ調剤薬局をよろしくお願い申し上げます門松

 

さて、お正月料理といえばおせちやお雑煮などがありますね。

日持ちするようにつくられたおせち料理は

保存性を高めるために砂糖や塩がたくさん使われていますおせち

 

また、寒い冬は暖かいスープやみそ汁、麺類などがおいしく、

食卓に登場する機会も多くなりますよねラーメン

 

例えば、みそ汁には1杯で約1.5~2g程度塩分が含まれます。

日本人の食事摂取基準では食塩の摂取目標量は

男性8.0g未満/日、女性7.0g未満/日です。

 

国が行っている国民健康・栄養調査の令和元年のデータでは

国民1人1日あたりの食塩摂取量は

男性10.9g/日、女性9.3g/日です。

一般的に食塩の摂取量は目標をオーバーしていることが

多いので、減塩を心掛ける必要がありますねビックリマーク

塩分をとりすぎると体がむくんだり、

高血圧などさまざまな病気の原因になります。

 

 

塩分摂取量を上手にコントロールするために

減塩のコツをご紹介します。

 

<減塩のコツ>

 

1.うまみを利用

  昆布、カツオ節、キノコ類、ほしえび、乳製品など

  うまみ多く含んだ食品やだしを上手に利用すると

  濃い味付けでなくともおいしい

 

2.香辛料や香味野菜を使う

  ワサビやからし、カレー粉、生姜、にんにく、しそ、

  ねぎなど香りの良い食材を活用

 

3.酸味を利用する

  酢やかんきつ類、トマトなど、酸っぱさがアクセントに

 

4.油脂でコクをだす

  ゴマ油やオリーブ油などを使うとコクがでて

  塩分控えめでもおいしい

  ナッツやくるみ、ごまなど油脂分の多い食材の

  香ばしい香りとコクを利用

 

5.献立にメリハリをつける

  しっかり味のついたものと薄味のものを交互に食べると

  物足りなさを感じにくい

 

6.カリウム・カルシウム・マグネシウムをとる
  塩分を排出する働きが期待できるカリウム・マグネシウム・
  食物繊維が豊富な野菜・大豆製品・海藻・他 を取り入れる
  →大豆・大豆製品・わかめ・ひじき・バナナ・アボカド・
   ブロッコリー・人参・アーモンド・
   乳製品・イワシ・しらす干し・サクラエビ など
  
7.主食を選ぶ
  食パンは100gあたり1.3gフランスパンは100gあたり1.6g
  程度の塩分が含まれる。
  茹でたうどんや中華麺は100gあたり0.2~0.5g程度の塩分
  が含まれる。
  パスタ自体は塩分を含まないが、1.5%の食塩水でゆでると
  1.2gの塩分が含まれる。
  白米は塩分含有量0g
 
8.加工食品や、お惣菜、外食に注意
  ハムやソーセージ、梅干しや漬物、つくだ煮は
  保存性を高めるため塩分がたくさん含まれる。
  食べる量や頻度を気を付ける。
  ラーメンやうどんは5~6g程度の塩分を
  含むため、汁は飲まずに必ず残す。
  カツ丼の塩分は7g程度のため
  漬物やみそ汁などと一緒に摂ると塩分過多に。
  丼物は「カツの卵とじとご飯」のような定食スタイルで
  煮汁をご飯にしみこませないのがおすすめ。
 
9.汁物は一工夫
  汁椀を小さくしたり、具を多くして汁を少なくすると
  摂取する塩分量を少なくできる。
 
10.腹八分目にする
  薄味でもたくさん食べすぎると
  結局食塩の摂取量が多くなるため食事は腹八分目を目安に。
 
 
味付けを薄味にしていくと
1週間から10日で薄味に慣れると言われています。
薄味にすると素材本来の味が感じられるようになりますよにんじん
ぜひ2024年は薄味を目指して、素材のおいしさや食事を
健康的に楽しんでくださいね鍋
 
消費者庁:減塩社会への道