お久しぶりの更新になってしまいました
1つ前の記事でご報告させていただきました、コンサートを改めて振り返りたいと思います
コメント・メッセージをありがとうございます


二面性のあるコンサートという意味です
歌とピアノがそれぞれの世界観を、お互いに刺激し合いながら、相乗効果を狙った演奏を目指して…
前回は雨でしたので、今回はお天気がよくて安心しました
表参道のKAWAI コンサートサロン パウゼ
アットホームな空間で…なんと3時間半の演奏会でした
今井さんのアイデア、パウゼの担当の甘利さんに心から感謝です


プログラムはこちら
【第1部】
レオンカヴァッロ作曲《道化師》より「プロローグ」
モーツァルト作曲《フィガロの結婚》より「訴訟に勝っただと?」
プッチーニ作曲《トスカ》より「甘い言葉より暴力的な方が強く欲望が湧いて来る」
プッチーニ作曲《トスカ》より「テ・デウム」
ヴェルディ作曲《オテロ》より「ヤーゴの信条」
【第2部】
パガニーニ=リスト作曲 パガニーニ練習曲より 5.「狩」
リスト作曲 巡礼の年 第3年より 「エステ荘の噴水」
サン=サーンス作曲 6つのエチュード Op.111より 第五協奏曲のフィナーレによる「トッカータ」
サン=サーンス作曲「動物の謝肉祭」より (連弾)
序奏と獅子王の行進曲
亀
水族館
化石
白鳥
終曲
【第3部】
出船
砂山
この道
待ちぼうけ
カルメン序曲 (連弾)
アマポーラ
ベサメムーチョ
グラナダ
リベルタンゴ (連弾)
メキシコ
【アンコール】
東京砂漠
また逢う日まで
*・゜゚・*:.。..。.:*・・*:.。. .。.:*・゜゚・*
今井さんのテーマ、バリトンと言えば悪役!
人間の声って、どこまで飛ぶのでしょう?!と思うほど迫力ある歌声と響き!
もちろん声量だけではなく、感情を込めて、そして役の生き様、想いを乗せて、、説得力のある歌って素晴らしいですね


第2部は、ピアノのソロと連弾を…
パガニーニ、リスト、サン=サーンス
それぞれの作曲家について、お話交えて演奏させていただきました
歌のテーマは悪役、でしたので
ピアノは、皮肉や冗談、ブラックユーモアを含んだ曲や、作曲家のものを…
彩さまのお話は毎回、知識が深く、わかりやすい説明を交えながら…楽しくて勉強になります

1曲目と3曲目は彩さまのソロでした
爽やかさと格好良さと明るさと正確さと…
美しくて奏でられる部分と、歯切れが良い音は心地よくて、難解な曲なのにスッキリ爽快感が残ります


そしてわたしは、2曲目の エステ荘の噴水 を演奏いたしました。
テーマとあえて真逆の、光の音を求めて…
晩年は聖職者になったリストがエステ荘に滞在し、数多くの噴水の美しさを音楽で表現しようとした曲です。
その日の天気、空気の澄み具合、色…
その時々で見え方が違います。
心の動きと共に様々変化する音の粒、水の粒
まるで精霊が現れるような、和声と流れの中で
パウゼのピアノで弾かせていただけて、とても幸せな時間でした


第三部はお楽しみコーナーと題して、今回もはじけました!!
特にメキシコ…!!
今井さんがキレッキレの裏声をロングトーンで伸ばして、その間お客様から拍手をいただくという…
新感覚です



ピアノも楽しく支えさせていただきました
またいつか再演したい一曲です
当日、受付を頑張ってくれたかなちゃんに、心から感謝…
(写真を撮り忘れてしまった…
)
本当にバタバタと慌ただしくも、準備に相当なエネルギーを注いだため、しばらく放心状態
そして、ブログが滞っていた期間は、男声収録や女声収録、男声コンサートや清瀬の稽古、クローズの本番の合わせなどなど…
毎日、ひたすら、音楽に向き合う日々でした
今はいよいよ明日の男声コンサートに向けて、大阪に移動中です

新曲のオンパレード
男声、ピアノ共々、皆様に楽しんで聴いていただけるよう準備してまいりました。
どうぞご期待ください
それでは、また
吉野 翠








