No.555:NTVメニーナU-18:第26回関東女子ユース(U-18)サッカー選手権大会<2回戦>
[東京都第1代表]日テレ・東京ヴェルディメニーナvs[茨城県第1代表]茨城フットボールアカデミー


この大会の1回戦、「vsつくばFCレディースユース」に勝利したNTVメニーナ。2回戦の相手は1回戦と同様に茨城県の代表チームとの勝負となった。

では、2回戦の相手、茨城フットボールアカデミーの今年度の戦績は?

現在、茨城フットボールアカデミーは、「関東 U-18 女子サッカーリーク2部」に参加している8チームに名を連ねている。まずは、その「2部」での成績を見てみよう。
前期第7節までの暫定順位は、以下となっている。

1位 暁星国際高校 :6勝1敗0分勝ち点18得点37失点2 得失点差+35
2位 エルフェン  :6勝0敗0分勝ち点18得点28失点2 得失点差+26
3位 本庄第一   :4勝2敗1分勝ち点13得点17失点8 得失点差+9
4位 宇都宮文星  :3勝4敗1分勝ち点10得点6 失点11得失点差-5
5位 ザスパ    :3勝4敗0分勝ち点9 得点15失点19得失点差-4
6位 茨城FA    :2勝4敗2分勝ち点8 得点27失点10 得失点差+17
7位 湘南学院高校 :1勝3敗2分勝ち点5 得点6 失点7 得失点差-1
8位 FCふじざくら :0勝7敗0分勝ち点0 得点0 失点77得失点差-77
※2部の下位4チームは自動降格。

現在、6位と言う成績であるが、得失点差がプラス17と高く、得点力のあるチームだということがうかがえる。

次に、今大会の地域予選、第18回茨城県女子U-18サッカー選手権大会では、どうであったかと言うと、その大会の出場チームは、わずか2チームしかなく、今年の8月11日にセキショウ・チャレンジスタジアム(フットボールスタジアムつくば)を会場として決勝戦(1回戦)が行われた。茨城県から、この関東選手権に2チームが出場可能なので、つまりは、茨城県選手権の勝敗に関わらず、関東選手権に出場できることになっていた。試合結果は、3対1で茨城フットボールアカデミーが勝利して、茨城県第1代表を手にしている。

さて、この関東選手権の1回戦は?と言うと、茨城フットボールアカデミーは、東京都第4代表のSHIBUYA ARTISTA FC ユースと対戦し、前半に3ゴールを奪い、結果4対1で勝利している。東京都第4代表のSHIBUYA ARTISTA FC ユースを相手に、前半で3ゴールを奪っている点を考えると、やはり得点力があり、「乗らせると厄介な相手」と言えるのではと思う。

やはり、この試合も勝利のためには、先制点を奪い切る必要がありそうである。
頑張れ!メニーナ!
グーニコニコ音符炎グリーンハートサッカーグリーンハート炎!


第26回関東女子ユース(U-18)サッカー選手権大会<2回戦>
NTVメニーナ(東京都第1代表)vs茨城フットボールアカデミー(茨城県第1代表)
日時:2022年10月10日(月祝) 10:00KO
会場:神奈川県立スポーツセンター陸上競技場(天然芝)
試合時間:80分(前後半40分ハーフ)
 
NTVメニーナのスタメンは以下。
GK16 林 心春(高1)
DF02 柏村 菜那(高3)
DF03 青木 夕菜(中2)
DF06 朝生 珠実(中3)
DF15 本多 桃華(中3)
FW13 川口 歩奏(中3)
MF05 須長 穂乃果(中2)
MF08 大山 愛笑(高3)
MF27 栗田 七海(中1)
FW23 新田 彩和(中2)
FW10 土方 麻椰(高3)

NTVメニーナの布陣は4-4-2か?。
FW:10、24
MF:27、08、05、13
DF:15、06、03、02
GK:16

NTVメニーナのSUBメンは以下。
GK22 永井 愛理(中3)
DF12 松岡 瑛茉(中2)
DF29 北島 景子(中1)
MF14 鈴木 温子(高1)
MF17 伊藤 花恋(中3)
MF19 式田 和(中2)
FW24  佐藤 色(中2)


茨城FAのスタメンは以下。
GK01 村上 なぎさ
DF05 石川 亜唯良
DF14 小林 愛佳
DF02 多﨑 真琴
DF08 横山 桃花
MF12 水越 瑠奈
MF03 樋口 悠月
MF13 森永 華帆
MF11 吉水 未来
FW10 川村 真央
FW06 山野辺 夏来

茨城FAの布陣は4-4-2か?。
FW:06、10
MF:11、13、03、12
DF:08、02、14、05
GK:01

茨城FAのSUBメンは以下。
GK21 青野 佳華
DF16 稲垣 潤
DF18 大吉 優羽
DF27 齋藤 琴子
MF15 荏原 美音
FW17 那須 遥加
FW19 小山 葵


前半5分、メニーナ:A2左サイド、#27栗田さん中央へ―>A2中央、#05須長さん右へ―>A2右サイド、#02柏村さん縦に運んで~>A1右サイド、#02柏村さんクロス⌒>GA中央、茨城FAのFPが弾き返して⌒>ペナルティアーク右、#08大山さん左足S⌒>ゴール左に外れる。
前半6分、メニーナ:センターサークル内、#08大山さん縦に⌒>A2中央やや右寄り、#10土方さん縦に運んで~>PA右、#10土方さんクロス―>GK、上に弾くもキャッチ。
前半7分、メニーナ:M1中央、#08大山さん右前に⌒>右サイドを#13川口さんが駆け上がり~>PA右、#13川口さんクロス―>GA右、茨城FPに当たってゴール右外へ。
前半8分、メニーナ:右CK、#06大山さんショートコーナー―>A2右、#14鈴木さん戻して―>A1右サイド、#08大山さん落として―>PA右角、#14鈴木さん左足S?クロス?⌒>ゴール左に外れる。
はるこぉ~!そこは枠内を狙わなきゃダメだろ。
前半9分、茨城FAの選手交代:OUT FW06山野辺夏来 →IN MF15荏原美音
前半10分、メニーナ:A2中央、#08大山さんダイレクトで合わせて右足ミドルS⌒>GK弾いてボールはゴール上を通過して後ろへ。Aemu-Cannon炸裂!だが、GKのファインセーブに阻まれる。
前半11分、メニーナ:右CK、#08大山さんニアへ⌒>GA右角へ走り込んだ#10土方さんが頭で合わせてフリックS⌒>ゴール左に決まる。1対ゼロ。
何気なくさらっと決まったこのゴールだが、完成された質の高いプレーであったことは間違いない。ここで披露してしまうのは実にもったいない。全国大会の決勝戦レベルのプレーと言える。Excellent&Beautiful!
前半13分、メニーナ:A2右ハーフ、#13川口さん右へ―>A1右サイド、#02柏村さんクロス⌒>GA手前中央で#10土方さんがジャンピングHSを試みるも合わず。
前半17分、茨城FA:A2右ハーフ、#03樋口さん右足S⌒>ゴール左外へ。
前半20分、メニーナ:右CK、#08大山さん⌒>PA中央、#10土方さんHS⌒>GKキャッチ。
前半22分、飲水タイム。
前半26分、メニーナ:A2中央、#05須長さん右へ―>A2右サイド、#13川口さん縦に運んで~>A2右サイド、#13川口さんクロスのような浮き球で右足S⌒>ゴール左上ポストに当たってゴール内へ。2対ゼロ。
前半30分、メニーナ:A1左サイド、#15本多さんクロス⌒>PA中央、#02柏村さんHS⌒>ゴール上を通過して後ろへ。
前半31分、メニーナ:A1左サイド、#15本多さんクロス⌒>PA中央、#13川口さん左足ボレーS⌒>茨城FAのFPに当たって⌒>ゴール上を通過して後ろへ。
前半35分、メニーナの選手交代:OUT #14鈴木温子 →IN #24佐藤 色
前半37分、メニーナ:PA左、#27栗田さん中央へクロス―>PA中央、#24佐藤さん左足S―>GKが弾いてこぼれ球に―>PA中央、#10土方さん左足S―>ゴール右に決まる。3対ゼロ。
おいしいところもっていく「麻椰」。指をくわえてそれを見ている「色」。頑張れ!色!君にもいつかその時は来る。
前半のATは1分。

前半を終えて3対ゼロとメニーナがリードして折り返す。

前半、#10土方さんと#08大山さんの二人が、格の違いを見せてくれた。格の違いといっても、高度なアクロバティックな技術ではない。基本的なトラップ、キックの精度が高いということである。是非、後輩たちも、今一度、原点に返って、トラップ、キックの精度を高めてもらいたい。ただ、一番重要なのは、試合の中では、自分も相手も動いているということである。動きの中でのトラップやキックが確実にできるように、練習で精度を高めていってもらいたい。中学生のメニーナの選手の中から、次の#10土方さんと#08大山さんが誰になるのか期待したい。

HT、茨城FAの選手交代:OUT MF11吉水未来 →IN DF16稲垣 潤


後半5分、メニーナ:A2左サイド、#10土方さん落として―>A2左ハーフ、#08大山さん縦に―>ペナルティアーク左、#27栗田さん中央へ―>ペナルティアーク付近、#05須長さん右足S⌒>ゴール左に外れる。
後半7分、メニーナ:A2右FK、#08大山さん⌒>ニアサイドへ#10土方さんが走って、その上を越えたボールに、PA中央、#15本多さんHS⌒>ゴール左に決まる。4対ゼロ。
後半9分、メニーナ:A1左サイドゴールライン手前、#15本多さん下げて―>A2左サイド、#27栗田さん中央へ―>A2左ハーフ、#10土方さん中央へ―>A2中央やや左寄り、#08大山さん縦に―>PA中央やや右寄り、#13川口さん左足S―>GKキャッチ。
後半11分、茨城FA:右CK、#02多崎さん⌒>PA中央、#15荏原さんHS⌒>ゴール右上隅に飛んだボールをGK#16林さんパンチングクリア。
後半17分、メニーナ:A2左ハーフ、#27栗田さん―>PA左角、#10土方さん戻して―>A2左ハーフ、#27栗田さん縦に運んで中央へクロス―>GA右角、#24佐藤さん中央へ戻して―>PA中央やや右寄り、#13川口さん左足S⌒>ゴール左に決まる。5対ゼロ。
後半21分、飲水タイム。
後半22分、メニーナの選手交代:OUT #15本多桃華 →IN #12松岡瑛茉
後半26分、メニーナ:茨城FAのFPが自陣のPA内でハンドの反則により、メニーナがPKを獲得。
後半26分、メニーナ:PK、#10土方さん右を狙って右足S―>ゴールネットが大きく揺れた。6対ゼロ。
後半26分、メニーナの選手交代:OUT #13川口歩奏 →IN #19式田 和
後半28分、メニーナ:右サイドを#19式田さんが縦に運んで~>A1右サイド、#19式田さん深いところまでドリブルでえぐってクロス―>相手がクリア。
後半33分、メニーナの選手交代:OUT #27栗田七海 →IN #23新田彩和
後半38分、メニーナ:右サイドを#19式田さんが縦に運んで~>A1右サイド、#19式田さん深いところまでドリブルでえぐってクロス⌒>GKキャッチ。
後半39分、メニーナの選手交代:OUT #06朝生珠実 →IN #29北島景子

NTVメニーナの布陣は4-4-2か?。
FW:23、24
MF:10、08、05、19
DF:29、12、03、02
GK:16

後半40分、メニーナ:A2左サイド、#29北島さんスローイン⌒>A1左サイド、#10土方さんクロス⌒>PA左、#23新田さん左足S―>ゴール左外へ。
後半のATは2分。

試合結果は6対ゼロでメニーナの勝利。

後半途中でピッチに立った#19式田和さん。高速ドリブルでの強気の突破を見せてくれた。将来、メニーナでいうところの「左の松永」に対して、「右の式田」という存在になってくれるだろうか?今後の彼女の成長に期待したい。
この試合のMIP:Most Impressive Playerは、2試合連続でハットトリックを達成したFW#10土方麻椰さんと言いたいところだが、この試合の4点目、鮮やかなHSでゴールを決めたDF#15本多桃華さんを上げたい。彼女はセンターバックもサイドバックもどちらでも遜色ないプレーをしてくれている。さらには、左サイドでも右サイドでもどちらもOK。その上、ディフェンダーであるにも関わらず、常にゴールを目指す強い気持ちを持ったプレーをしてくれる頼もしい選手である。この大会はU-18の大会であるが、彼女はまだ中学3年生なので、U-15の大会において、彼女がNTVメニーナ(U-15)を率いて、ふたたび、あの全国の決勝の舞台へ導いてくれるにちがいない。


NTVメニーナ(U-18)は2回戦に勝利して、この大会のベスト4に入り、無事に全国大会への出場権を手にすることができた。
まずは、おめでとうと言いたいところだが、NTVメニーナの目指すところは、全国大会での優勝である。そのためにも、まずは関東第一代表の座を手にしておきたい。そのためには、あと二つ勝たなければならないが、1回戦、2回戦のようなわけには行かないだろう。1点差のような厳しい戦いを勝ち切る強さが必要となろう。1回戦に続き、2回戦でもナイスセーブを見せてくれたメニーナGK#16林 心春さんの活躍に期待したい。


NTVメニーナ(U-18)の準決勝は以下となった
第26回関東女子ユース(U-18)サッカー選手権大会<準決勝>
NTVメニーナ(東京都第1代表)vsちふれASエルフェン埼玉マリU-18(埼玉県第2代表)
日時:2022年10月15日(土) 10:00KO
会場:神奈川県立スポーツセンター球技場1(天然芝)
試合時間:80分(前後半40分ハーフ)

頑張れ!メニーナ!
グーニコニコ音符炎グリーンハートサッカーグリーンハート炎!



その他の2回戦の試合結果は以下。
マッチNo.10
日体大SMG横浜U18(神奈川県第2代表)vsちふれASエルフェン埼玉マリU-18(埼玉県第2代表)
日時:2022年10月10日(月祝) 10:00KO
会場:神奈川県立スポーツセンター球技場1(天然芝)
試合結果はゼロ対1でちふれASエルフェン埼玉マリU-18の勝利。

マッチNo.11
ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ(神奈川県第1代表)vs河内SCジュベニール(栃木県代表)
日時:2022年10日(月祝) 13:00KO
会場:神奈川県立スポーツセンター陸上競技場(天然芝)
試合結果は19対ゼロでノジマステラ神奈川相模原ドゥーエの勝利。

マッチNo.12
ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18(千葉県第1代表)vs三菱重工浦和レッズレディースユース(埼玉県第1代表)
日時:2022年10月10日(月祝) 13:00KO
会場:神奈川県立スポーツセンター球技場1(天然芝)
試合結果は1対1で、前後半10分ずつの延長戦へ。
延長戦の結果1対ゼロでジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18の勝利。

この対戦は、「盾」のジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18、「鉾」の三菱重工浦和レッズレディースユースと言えるであろう。
この試合、「盾」のジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18は、形としては4-4-2のシステムではあったが、守備の時は、攻撃されている側のサイドハーフの選手が落ちて5バックを形成していた。
この試合を決めたのは延長後半の終了間際、ジェフLU-18のキャプテン#07遠藤真緒さんの冷静なシュートであった。しかしながら、それ以上に、このゴールをアシストした#14増田さんの仕掛けが見事であった。浦和LYは、ジェフLU-18の右サイドハーフ#14増田さんの足を警戒していた。従い、#14増田さんに右サイドを抜けだされたとき、縦に素早く運ばれた状況を見て、深くえぐられることを警戒した。だが、#14増田さんはその裏をかいて切り返した。この鋭いキレのある切り返しに、浦和LYの選手は対応が遅れてしまった。そのことでPA中央がぽっかりと開き、ジェフLU-18のキャプテン#07遠藤真緒さんがフリーでシュートを放つことができた。確かにシュートも上手かったが、#14増田さんが何回もえぐって仕掛けた伏線が、この試合の明暗を分けたと言えよう。「盾」のジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18、「鉾」の三菱重工浦和レッズレディースユースの一戦は、見ごたえのある対戦であった。両チームに拍手を送りたい。