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素晴らしい絵と並べて飾れる喜び。
作品に絵は含まれません。
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アトリエla vert(ラ・ヴェール)
返町(そりまち)有希子です 。
やっとやっと…完成した作品があるので、
今日のブログでお披露目したいと思います。
作りたいなあと考えたのは、今年の春先。
それから図書館で関連する書籍を探し、
構想を練ること6ヶ月。
やっと形になりました。
ご存知の方も多いでしょう。
こちらのリースは、
ジョン=エヴァレット=ミレイ 作
『オフィーリア』をイメージして作りました。
たぶんまだ学生の頃だったと思いますが、
讀賣新聞の毎月無料の付録で配布される
「額絵シリーズ」でこの絵を初めて見た時、
ふおぉぉぉ！！と感動したことを覚えています。
この絵は、シェイクスピアの作品『ハムレット』のヒロインであるオフィーリアをモデルにし、恋人であるハムレットに父親を殺されたオフィーリアが、正気を失い小川で溺死する場面を描かれたものです。
水に浮かぶオフィーリアの肌の色。
彼女が着ているドレスの質感。
そして、絵の半分以上を占める植物の、まるで写真のように正確な描写。
私の心を揺さぶりました。
私がお花を作りたいと思う理由は、
２つあります。
１つは花のある暮らしを愉しみたいから。
だから気軽に手に取っていただけるような親しみのある花雑貨を多く作っています。
そしてもう１つは心が動いた瞬間を花で表現したいから。
喜び、悲しみ、楽しさ、切なさ、怒り、嫉妬などという形のないものを表現したものが、絵や写真、彫刻、音楽、などのアートだと思うんです。
この感情を伝えたい。
じゃあどうしたら伝わる？
この絵をただただ見て欲しい。
この絵を見て受けた衝撃をお花で表現できないか。
そして画集の解説文を読んでみて
恐れ多くも私と通じるものがあるとわかり、
一気に製作が進みました。
それはミレイが描く植物は、極めて正確な描写だけでなく、そのほとんどに象徴的な意味を込めていたから。
そう、花言葉を大切にして描かれていたんです！
ああ、なんかすごくシンパシーを感じる（笑）
〈オフィーリアに描かれた植物の花言葉〉
•真っ赤なケシ〜眠り
•柳〜見捨てられた愛
•イラクサ〜苦悩
•ヒナギク〜無垢
•スミレ〜誠実、小さな幸せ、若い死
•ナデシコ〜悲しみ
•パンジー〜愛の虚しさ
•ミソハギ〜悲哀
•忘れな草〜私を忘れないで
花の持つ意味。
形あるもののエネルギー。
絵の印象的な色はグリーンだけど、
私はあえてこの象徴的な意味を持つ花達を主役にしてリースにしました。
ミレイが植物に込めたメッセージを感じてしまったから。
素晴らしい絵と並べて飾れる喜び。
もう胸がいっぱいです。
今回のように、絵画や風景を花で表現する作品をこれからどんどん作っていこうと構想中。
あなたの心が動いた瞬間を形にしませんか？
近いうちに詳細を発表したいと思います。
＊『追憶のオフィーリア』
作品に絵は含まれません。
サイズ:φ27cm×厚み10cm
料金:¥10000(税込・送料別)
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アトリエla vert(ラ・ヴェール)
返町 有希子