こんにちは みどり鍼灸院です。
アトピー性皮膚炎における西洋医学と東洋医学の向き合い方を考えます。
同じアトピーに対して標準治療と鍼灸治療(小児はり)のアプローチは何がどう違うのでしょうか?
肘の内側にアトピーの症状があります。
肘の内側で火事が起きた!とイメージしてください。
西洋医学(標準治療)は痒い湿疹を炎症ととらえ徹底的にたたきます。
ステロイドを塗って沈静化、また出たらステロイドを塗って沈静化、塗って塗って塗りまくるのです。
炎症は火事
火事だから徹底的に消火する
くすぶっているのも見逃してはいけません。
消して消して消しまくるのが西洋医学です。
東洋医学は体の中で生まれた湿熱がうまく発散できず皮下で滞ってしまい湿疹になると考えます。
火事の原因である湿熱を発散させます。
余分な熱が発生しないように体質改善していきます。
この場所、よく火事が起きますが熱が溜まってませんか?
これが燃えやすいんじゃないですか?
湿熱を出すお手伝い、湿熱を巡らすお手伝い、余分な湿熱を発生させないお手伝いをするのが東洋医学です。
西洋医学と東洋医学
火事を出さない、延焼を防ぎたいのは同じです。
火事に対する対応の仕方、視点が違うだけ。
さっさと消して欲しい人
消しても消しても燃えるから、燃え広がらないようにしたい人
どちらがいいとか悪いではなく、どちらを選ぶか
それぞれの選択肢があっていいと思います。
当院にはアトピーの方が多く見えます。
迷いながら辿りついてくれたのだと思います。
消しても消しても燃えるから何とかしたい、その気持ちに応えられるよう二人三脚で頑張ってます
鍼灸師 桑野