The Secret DIARY OF ADRIAN MOLE aged 133/4, Sue Townsend (methuen)


長いこと放りっぱなしにしていました。(^_^;)

つまらない話だからということではないです。


エイドリアン君の日常はもうハチャメチャ。


お母さんは隣のおじさんと駆け落ちするし、お父さんは失業して、社会保障で食いつなぐ日々。

おばあちゃんはエイドリアンのお父さんの母親なので、色々と助けてくれるけれど、時折何だか力技で買い物をしたり。

お父さんが電気代を払えなかったために、ろうそくの明かりで宿題をしたり。。。

大好きな彼女との間はダメかと思えば、復活愛?!

社会奉仕活動でエイドリアンがお世話をしていた扱いにくいおじいさんは、老人ホームへ入るような話になり、

そもそも自分の家の飼い犬にもさんざん手こずらされる。


お母さんから誕生日に届いた手紙には、プレゼントを買うほどお金が無いので、恵まれない乞食にあげたと書かれている。

そんな中でも、チャールズ皇太子とダイアナの結婚式では近隣の祝賀パーティーで盛り上がる。

そんなエイドリアンは自分の部屋の壁を黒いペンキで塗り替える。


毎日の出来事が尋常でなくても、彼は飄々と日記を綴り続け、オースティンやジョージ・エリオットなどの古典的な小説を読み、将来は詩人を目指すという。もう笑って読んであげるのが一番のエイドリアンの文章を思いついた著者は巧みだと思います。


最後までもう一息です。