Tales From Moominvalley, Tove Jansson  (Penguin Puffin Books)


1ページあたりの文字数が少ないので、気分的にラクに読みました。


ムーミンの物語は、ちょっと不思議な世界のお話のようにも思いますが、よくよく読めば案外奥が深いかもしれません。


人生の喜び、孤独、人の心の裏腹、生き物(人間)の強さ・弱さ・ずるさ・暖かさ・・・。

どこまで登場人物に入れ込むかで大人の味わいが出てくるようです。


前回の表紙の写真に描かれている長細い白いやつが、和名(?)「ニョロニョロ」。

英語版ではHattifattenersです。雷から電気を受け取って生きています。不思議な形態を考えたものです。


作者のヤンセンは油絵を学び、各種の絵の創作を仕事にしていました。

この本にも多くの挿絵があり、ヤンセンの絵画のセンスが伝わるようです。