父が逝ってから半年以上経った。
今はもう生活も通常通り…と言えるほどではなく。
父が遺した畑のお世話。
と、同時に相続のこと。
父の会社のこと。
たくさんの手続きがあって姉と二人で手分けし、協力し合って進めてきた。
とは言っても、会社のことがあるので私たちだけでは簡単に済ませられる手続きではなかったので税理士さんや司法書士の先生にお世話になりながら進めてきた。
それも、ようやく終盤。
畑のことは、父が生きていた頃に植えた玉ねぎとにんにくが畑に残ってた。
父が親しくしていた近所のおじさんが畑のことを教えてくれたり、お世話しに来てくれたりで先月収穫した。
ただ…普通の量ではないのです。
父は大量に黒にんにくを作っていたので育てていたにんにくの数がハンパない。
玉ねぎもそこそこ数はある。
それを、仕事の合間に収穫、干して乾かす。の作業を姉と二人でやった。
暑くて汗だく。
腰や腕が痛い。仕事の進捗が気がかり。
でも、作物は待ってくれない。
少しでも雨が降るとあっという間に草が生える。
仕事もある。暑さで体力が奪われてる。
家のことも。夜からのバイトも。
身体がついて行かない…。
こんな毎日をおくっていた。
自分たちが育て始めた作物もあるけれど…
父は、寒い日も暑い日も畑にいたなぁ…
こうやって、私達が食べるものを作ってくれていた。
父は仕事からはほとんど退いていたから、畑は趣味の域で、でもこだわりがあり、一生懸命育てていた。
だから…今回のにんにくや玉ねぎが無くなったらもう、永遠に、父がそだてた野菜は食べられないのだ…。
ことある事のシーンで父を思い出す。
こんな時こう言ってた。
お父さんなら、こう言うね。
頭の中に父の残像かある。
なのに、父の形跡が少しずつ消えていく。
居なくなって
父がどれだけ大きな存在だったか。
どれどけ、父から守られてきたか。
それに気づく…。
家のことも、会社の事も。
私よりも姉の方が背負ったものは大きく…大変だけれど、私にできることはしていこうと思っているし協力し合って守っていく。
身体もココロも、頭も疲れていて
何もせずに休みたい
そんなふうに思ってた。
疲れていた。
だから、というわけではないけれど
下の娘の彼氏が 旅行に行ったお土産をと、私に買ってきてくれたのだ。
心がほどけた。
頑張ってるご褒美だな、って思った。
畑が大変だ
仕事もあって大変だ
でも頑張ってる
そう思ってても誰も褒めてくれないから
自分で自分を褒めてあげよう
よくやってるよ
私も姉も
不慣れだけど…
父と母は見ててくれるのかな
まだ、悲しみと寂しさはそう簡単には癒えないし簡単に言葉にすることも難しい。
母は15年も前に他界しているので
もう両親はいない
今まで親がいて
甘えていた事が、全部自分達にのしかかって来るんだね
もう自分たちがやらなければ誰もする人がいないんだよね…と、姉と話してた
こうやって、順番は回ってくるんだね
それぞれの家の事、家族のことは当たり前にそれぞれにやることがあって、仕事(会社)のこともあって、、、
重たいものは沢山あるけれど
時々、心をほどく時間も必要だ。
父は死なない。
勝手にそう思ってた。
けれど、あっけなく逝ってしまった。
母を10年近く家族で介護した
大変だった
ただ、簡単に言葉では言い尽くせない想いがあった
きっと、父は私たち娘に
あの時の大変な思いをさせたくなかったんだろう
検査入院という理由で入院していた10日間
病院に行くと
早く帰れと”シッシッ”と、手で追い払う素振りをして、私たちを追い返した。
弱った自分を見せたくない
そう思っていたのかな。
孫達にも来るなと言え。そう言ってた。
そうやって、10日目に
あっけなく。。。。。。
だから、「当たり前」
なんてことはいっこもないってこと。
家族も、友達も。
当たり前なんてことはない。
だから
毎日を大切に 大切に生きよう。
生きていたら
失敗だって、間違いだってきっとある。
でも、それも自分の人生なんだよね。
それでもいい。
ただ
大切に生きよう。
そう思った。

