テクニクスのチューナー ST-S22 です。

1970年代のテクニクスのチューナーは、長くて精密なロングスケールの周波数目盛が搭載されており、気に入っています。

 

その内、最後に発売された最晩年の機種がこのST-S22です。

高級機仕様ではないですが、電球照明が灯るアナログダイヤルと2メーターが昭和らしく、とても良い雰囲気です。

 

 

ところが先日突然、電源を入れてもまったく動作しなくなってしまいました。

 

早速、分解です。

電源が入らなくなった故障というものは原因が明快で、まず電源回路です。

 

 

本機は運良く電源回路がスイッチ近くの別基板になっていて、チューナー基板への結線の電圧を調べると、まったく電圧が出ていませんでした。

 

 

上の写真は本体から基板を外しているところ、下の写真は外した電源基板です。

 

 

 

基板のパターンを追って、回路図を起こしました。メモ用紙に手書きです(笑)。

 

 

この際、まずパワートランジスタを交換し、あとメンテナンスとして、電解コンデンサも全交換することにしました。

 

2SD762は廃機種で、トランジスタ互換表で調べたら(古いですね)、まだ入手できそうな型番として松下 2SD1266がありました。

こちらも廃機種ですが、入手できるので良しですね。通販で価格は88円でした。

 

   

 

電源基板のトランジスタと電解コンデンサを交換したところです。

基板全体をクリーニングし、今後のメンテナンスのためチューナー基板への出力線はコネクタ化しました。

 

 

この電源基板を本体に組み付けたところです。

 

 

内部全体では、こんな感じです。

 

 

電源を入れたところです。無事、正常動作するようになり復活しました。

 

 

同じ悩みをお持ちの方に、ご参考になれば幸いです。