手術には全身麻酔と硬膜外麻酔が使われました。
全身麻酔から覚めた時は背中の硬膜外麻酔は入りっぱなし。(通常、術後5日目に終了)
麻酔に伴う危険(合併症とか)は
悪性高熱症、アナフィラキシーショック、呼吸器合併症など色々…ほとんど起こらないけどね、と説明されました。
可能性があるのは
・嘔気嘔吐
・咽頭痛
・声のかすれ
・歯牙、口唇、皮膚損傷
・覚醒時興奮
中には錯乱する人もいる、と説明受けた。
まさか。自分は関係ないと思ってた。
でも夫と義母は異常性を感じたらしい。
手術室を出たあたり?で目が覚めた。喋りづらくて声はかすれてた。
第一声…(オペ看さんに聞いた)
「お兄ちゃんのお弁当作るの忘れた」(←よく寝坊してるからかな。確かにそういう夢を見てた)
これを繰り返し言う。
自分でも覚醒してきて、気づいた。
私「あれ、もう終わったんですかー?」
男性(多分、麻酔科医)
「そうだよー。」
私「へー…先生すごーーい。。」
この会話のあと気持ち悪くなり
私「横向きになりたい…」と言って
許可なく身体を横向きにしようとする。途中から先生が手伝ってくれたけど、先生に凄いね…って引き気味に言われたのは覚えてる。
横向きの方が、私は気持ち悪さも軽減して呼吸するのも楽に感じた。
この後〜夜までの記憶が一部無い。
手術室から病棟まで移動中は夫が側にいて、
少し経ってから義母と夫2人で個室に来た。
2人いわく、私は興奮状態だったらしい。
まず義母を見つけて
「お義母さぁぁぁぁぁん!!!」って謎の握手を求めたらしい。←記憶が全く無い
かすれ声だけど絶叫ばりに。
実母と間違えてるのかな?と思いながら義母は握手したらしい。
それから夫に
「私の肝臓、綺麗だったぁぁぁ!?」と興奮しながら聞いたらしい←記憶が全く無い
夫は「俺、見てねーよ。。」って返したそうで。
ピーちゃんはまだ手術中だから
2人はまた4階の待機室に戻ったんだけど
個室から出た時、夫は涙目だったらしい。
2人とも私のお腹の中より、頭を心配したらしい。
その時撮った写真(16時ころ)↓
(心配してくれてた両親と友人達に送った)
写真のピンク皿は吐くためのお皿。
術後、気持ち悪さから唾液?胃液?がジワジワ出た。
お皿をもらうまではやや首を持ち上げて、術着の襟の所に向かって吐いてた(ベッドを汚さない為の苦肉の策)
気持ち悪くなった方はすぐお皿をもらうと良いです。
病棟について2時間は水が飲めない。
もう喉が渇いて、渇いて。早く何か飲みたかった。
看護士さんに良いですよ〜って言われて解禁になった。有難い事にペットボトルにストローを差して取りやすい位置に置いてくれた。
でも、この『良いですよ〜』は
『私が見てるうちは良いですよ〜』か
『口を潤す程度なら良いですよ〜』だった。
誰からも
500mlペットボトル1本分飲んで良いですよ〜とは言われてない。
飲んじゃった。結構、一気に。
そしてベッドのバー使って身体を起こし、二本目飲んでた。
勝手に。
後でプリントよく見たら、
「看護士見守りのもとお水を飲むことができます。」って書いてあった。
患者は小学生でも高齢者でもない。
30過ぎた大人なので、言わずもがな。常識。
元々、非常識な人間だけど
この時頭がさらにパーだったので、欲望のまま何も考えず水をチビチビずっと飲み続けました。
考えなしのアホな自殺行為、エヘ…
翌朝のエコーで移植外科の先生2人にバレた。
この夜は38度台の熱が出たけど、苦しい〜という感じはなかった。