続きです。






福岡に着き、実家に行くとしばらくして


だみーくんのお母さん、弟くんが心配して駆けつけてきてくれました。



でも、何を話したかとか、ほとんど覚えていません。



もういろんなことが、ありすぎて、疲れすぎて


御母さん達が来てくれているにもかかわらず


もうダウンして寝てしまいました。




そして、次の日からが戦いです。



だみーくんは会社に連絡すると


落ち着くまで休みなさい!大丈夫だから!


と言ってもらえたそうで


駄目になったもののごみ処理、


服もかなり水に浸かっていたので、


だめそうなのは、さよならして、使えるのは洗濯!


だけど、みどもも家の洗濯機と冷蔵庫はプールになっていたので


使い物になりません。


せっせと坂の上のコインランドリーが一番近いので


そこまで何十往復もして選択、乾燥をしてくれました。



そして、大家さんが、みどもも家の隣が今は空き家なので


使える荷物はそこに移していいと


言ってくれたので、冷蔵庫、洗濯機、ステンレスラック


その他大丈夫だった家具を全て移してくれました。



肝心の住む場所なんですが


大家さんは、みどもも家の修復工事が終わるまで


大家さん宅にいていいと言ってくれたのですが


それは、お互い気を使うし


だみーくん2日後から仕事復帰してたのですが


(働かないと、当然ですがお給料が入らないので)


帰りが深夜だし迷惑になるよねー・・・



と話していたら、みどももの母が



「区役所に電話したら?こういう時は仮住宅とかあるはずよ!」



あ!なるほど!



と、区役所に電話すると・・・


「まだ対応しておりません。」



はーーーーーー!!!???むかっむかっむかっ



ふざけんなよ!何日前に家沈んだと思っとんの?(思ってるの?)


この状態でどうやって、どこで暮らせって言うん!!


はーー!?うちだけじゃないいんよ!


ここら辺何十世帯って沈んどんのに、あんたら何やっとん!?(何やってんの?)




・・・すみません。口が悪くて・・・。


思いだしてたら、改めて区役所の対応に腹が立って・・・




実は、この水害。



みどもも家の近くの川が氾濫して起きたのですが


その川、こういう大雨の時には水門を開けて


水を他のとこに流すらしいのですが


今回は水門開けたは開けたのですが


ゴミが詰まってて、7割しか開いてなかったそうなんです。



ちなみに、その川の水門の管理は区です。




もうだみーくん超激怒。


普段は声を荒げて怒ることは、まったく・・というほどない人なのに


電話でわーわー言いまくったそうです。



でも、区の対応は


「会議でまだ何も決定してませんので・・・」





ちょうど、この時期選挙中だったんです。


みどももなら、こういうことは思いつかないのですが


だみーくんが選挙中なら議員は動いてくれるよ。


だって票が欲しいもんね。




と、都議会委員さんやいろいろ電話を掛けまくって



「水害で家がないのに、区は仮住居をまだ用意してきれないんです!


議員さんから、区に行って用意させてください!」



と交渉したんです。



すごいなー。


みどももならそんなことは思いつかない!




で、結局水害から6日たってから開いている都営住宅を


使ってもいいと電話がありました。




遅い!!!



信じられない遅さ!!


真冬だったら死んでるよ!





つづく。