さっき二人を寝かせてたら、雨ドッシャーーー!!!!
雷ゴロゴロゴローーーー!!
ヒィィィィィ~~~![]()
今年初の雷でしたね。
みどももは、雷は結構平気です。
むしろ窓から光がきれいだな~と眺めたりするぐらい。
なにが
なのかというと
雨ドッシャーーー!!!
です。
普通のパラパラの雨や、ちょっとザーっと降るぐらいには
なんともないし、むしろ雨の日は結構好きな方なんですが
ゲリラ豪雨的な、まさにバケツをひっくり返したような・・・という雨が
なんです。。。
の生後3か月の時の台風の大雨でみどもも家は水没しました。
なんか、雨ひどいな~
だみーくんは大丈夫かな~
ガチャ。
「たっだいまー!ちょっと雨超ひどいんですけど
駅の方とか膝の方まで水でさー!!
びっちょびちょよ
」
あら?早かったねー。うわっ!ずぶ濡れやん!!
いつもは12時前後に帰ってくるんですが、
この日はたまたま早上がりで9時に帰ってきました。
とかそんな普通に過ごしてて、だみーくんはお風呂からあがって
ゴローンとしながらゲームをしだして
「もうご飯食べる?はいはい、温めよっかなー
」
フンフ フンフ フ~ン
とか
鼻歌歌いながら台所に、もう作っておいたご飯を
温めに行こうとしたら・・・
ちゃぷ。
??
えーもう、ちょっと何でこんなとこが濡れとるとー?
なんかこぼしたかいな??
足が濡れたので、電気をつけてみたら!!!!
!!!!!
ささささーーーーーーーー
玄関から水が!!
あれ?あれ?れ?
どうしよ!どうしよ!!
とか考えてるうちにくるぶしぐらいまで水が上がってきました。
「ちょっと!早く
だっこして!!!」
「えー??寝とるよ。」
「ちょちょちょっといいから!水が!水が!玄関から・・・!!!」
もう、何をどう説明すれば最短距離で伝わるか
・・・とか考えながらしゃべったらこんなしどろもどろになってしまいました 笑
本番に弱いタイプです
「はー?何言いよるん・・・って、うっわーーー!!!![]()
ちょちょちょ、ヤバイ ヤバイ ヤバイって!!」
「もうそんなんいいけん、はやく
抱っこしてって!!!
」
この時点で、水はひざ下。
を抱っこしてもらってる間にも、畳は水で浮いてきて
歩くのがかなり不安定になる状態でした。
みどももは、何をしていたかというと・・・
のおでかけバッグには、おむつ、着替え、おしりふき
ガラガラ、タオル・・・とだいたいはいつも入れてたので
それに、うぉりゃーーーー!!!っと
財布、通帳、印鑑を詰め込んで、
ゴミ袋に入れて縛っていました。
とっさのことでしたが、
グッズと
なによりもお金がないと、これからが何もできない!!
と、財布などをつめこんで
濡れないようにゴミ袋にいれ、
サンタさんの荷物のような感じですね。
こんなしてる間にも、水はひざ上超。
みどもも一家はテーブルの上に登ってました。
「どどどどどーしよ。とりあえず、大家さんちやね。」
大家さんは2階に住んでます。
「そーやね・・・。ドア開くかな・・・。家出る前にブレーカー落とすからね・・・
僕は
抱っこしとるけん、靴を先に出して。んじゃ行くよ。」
ここで電気のブレーカーを落として家を出たのは
大正解でした。
というのは・・・またのちほど書きますね。
玄関に行くまでが、小さい家なのになかなか行けなかったです。
もう足のつけ根ぐらいまでなってたので
あらゆるのもが浮かび、流れてくるし
プラスチックの収納ケース、これ中身ぎっしり入れてたのに
ぷか~ っと浮いてこっちに引き出しも全部
出てきて行く手を阻むんです![]()
やっとのことで外に出ると、水は腰上でした。
夜だし、外に出たとたん停電になって
街頭もなんにも明かりがなくて
真っ暗なまま、水の中を階段まで行きました。
すごい怖かったです。
何を踏んでるのか見えないし、何か流れて足に当たるし。
いつもの家の前の道路とは、とても思えない
川になっていました。
大家さん宅にヘルプ ミーと行くと
「ちょっと!どうしたの!!ずぶぬれじゃない!!
え?え?何があったの???」
大家さん宅は2階なので、水が上がってきたことに
気づいてなかったんですね。
外を見て、絶句していました。
そりゃ、そうだ。
ホントに道路が川でした。
しかも流れが速い!!
しかも真っ暗!!!
はこの間、とてもおりこうさんに泣きもせずじっとしていました。
おりこうさんにというか、きっと両親の表情、声、豪雨の中の移動
というのが
にとって、もう両親にゆだねるしかない。
みたいな状況になったんだと思います。
だって、目を見開いてただならぬ状況だな・・・
というのをわかっていたような表情だったんです。
まだ3か月なのに。
大家さん宅に上がらせていただいてからも
わけがわからない・・・といった様子で(そりゃそうだ)
しばらくはおびえたように、キョロキョロして
明け方までなかなか寝付いてはくれませんでした。
夜中1時ごろにやっと水が引きました。
みどもも家の真向かいのマンションが半地下で
レスキューがきたり、ボートが来たり
大きなポンプで水を吸いだしたりしていました。
水が引いたあと、やっと降りれる状態になったので
先にだみーくんが降り、様子を見たあと
みどももが降りて家に入ってみました。
ここはどこ?
わたしはだれ??
家のすべてのものがひっくり返り、散らばり
畳は折れてるし・・・
懐中電灯で唖然となりながら見渡していると
ピ―ピピーピー ピーピー![]()
!!!!!
ピ―ピピーピー ピーピー![]()
オルゴールの音がどっからか聞こえてきます。
真っ暗な中、みどももが9月は母の誕生日なので
プレゼントと一緒に贈ろうと思っていた
オルゴール付きのカードが壊れて
ずーーーーーーーーーーーーっと真っ暗な闇の中なり続けていました![]()
死ぬほど怖かったです!
本気で幽霊か!!??
と思いました 笑
これから、何をどうしたらよいのか、何もかんがえられず
ぼ^-っとしたまま大家さん宅に戻ると
だみーくんが携帯ぴこぴこ
「なんしよーと?電話通じる?」
「今、飛行機明日の便予約したけん、二人は福岡に帰り。
片付けや後処理は僕がするけん。」
「は!??こんな状態の一人で片づけたりできるわけないやん!
おるよ!」
「
はまだ何の予防接種もしてないやろ?
こんな公衆トイレみたいなとこにいたら、変な病原菌にやられるよ。」
確かに。
下水も生活排水も何もかも混ざった水が流れ出してきたので
水が引いたあとは、公衆トイレの臭いが
あたりをうめつくしていました。
でも・・・。
本当に家の中も、外もあり得ない状態だったんです。
こんなの一人でどうにかできるわけないやん!!
でも、生まれたての
に何かあってからじゃ
後悔してもしきれない・・・。
どうしよう。。
どうしよう。。。。。
どうしたらいいとよーーー!!!
あーーー!!!もーーう!!!![]()
がおーーっ!!
っと叫びたかったです。
叫ばなかったけど。
でも、やっぱり
が心配で福岡に帰ることにしました。
もう後ろ髪引っこ抜かれるぐらい、引かれる思いでした。
翌日朝、外を見るとみんな布団やら
家財道具、テレビ、コンポ、あらゆるものを
分けずにごみ出し場に出しています。
近所の方に聞くと
「こういうときは、もうなんでも持って行ってくれるから
今のうちに、水につかって使えなくなったもの出しておいたほうがいいよ!」
と教えていただいたので
は大家さんにちょっと
みていただいてて、だみーくんと
布団一式、ソファ、木材の家財を出しまくりました。
この作業をしてる間も、花がもげるんじゃないかってぐらい
きつい臭いが辺りをうめつくしていました。
みどももは、年中手荒れ体質なので
ゴミを出す間はゴム手袋をしていたんですが
福岡に帰る頃には手の指10本とも
腫れあがり、水疱だらけになっていました。
きっと手荒れで切れていたとこからばい菌が入ったんだろうな。
もとびひになってしまいました。
福岡に帰る飛行機。
台風がまた宮崎の方からあがってきていたんですが
ちょうどみどももの便まで飛ぶとこができました。
が!!!
の緊張がきれたんでしょうね。
東京ー福岡までずっと大大大大泣きでした![]()
2時間半。
いつもなら1時間45分でつくんですが
風が強くなかなか空港に降りれず
結局は2時間半・・・。
だっこしても、おっぱいをあげても、おむつをかえても
なにをどうしても反り返って
血管ブチ切れる寸前なぐらい2時間半泣き叫んでいました。
こっちが泣きたかったけど
いきなり寝てるとこ起こされたかと思ったら、豪雨の中知らない人の家だし
次の日には電車で1時間半かけて空港、飛行機・・・
そりゃ不安にもなるわ。
ごめんね。
何を謝っているのかわからなかったけど
ずっと飛行機でごめんねー。ごめんねー。
大丈夫だよ。お母さんここにいるよ。
ごめんねー。大丈夫だよー。
ひたすらブツブツ言っていました。
だっこ紐も、ベビーカーも汚水につかって駄目になったので
空港まではだみーくんと交互で抱っこ。
空港の中からは、ずっと抱っこして移動していたので
福岡に着いたときには、腕がブルブルしていました。
迎えに来てくれた父に
「もうだめーーー!!!だっこしてーー!!」
とパス。
は今から着陸。という時にやっと寝てくれました。
続く。