業務スーパーの輸入品コーナーに
パンデピスが並んでいたので、
過去の苦い思い出がよみがえってきた。
初めてフランスに行ったとき、
スーパーで蒸しパンのようなカステラのような菓子を見つけて
ワクワクしながら食べたら、予想外の味に
ものすごくビックリした。
やたら甘くて、そして強烈な香辛料の風味。
一切れ食べてうわー、まずい・・・と思ったが、
たくさんあるので、がまんして毎日少しづつ食べ、ずべて食べきった。
忘れもしない、パンデピスという名前のもの。
エピスのパン、スパイス入りのパンということだ。
その後一度もそのけったいな菓子は食べていないが、
妙に懐かしくなって、
レシピを調べて作ってみた。
あの異様な甘さの正体はハチミツだった。
強力粉、ライ麦粉(これには入れていないが)、ベーキングパウダー、
卵、牛乳、そしてシナモンやナツメグ、クローブを入れて
オーブンで焼き上げる。
焼いているときのシナモンの香りがとても魅惑的。
味の方は・・・ う~ん、まぁまずくはないけど・・・
レーズンやドライいちじくなどを入れるとおいしいかも。
どちらかといえば、シフォンケーキにスパイスを入れたもののほうが
好きかな。
しかし最近シナモンを口に入れると舌に刺激がずっと残るんだよなぁ。
健康にいいらしいんだけど、体が受け付けないということなのか。
香りだけ楽しめばいいのかな。
残念。
(有機シナモンパウダーをまとめ買いしている。
まとめ買いはやめようと誓ったのに、懲りない人間。)