イロイロミドリ

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ワーホリ3カ国後、まだまだブラブラしている旅ブログ♪

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宿のスタッフからタクシーではなくローカルバスで長距離バス会社スープラトゥールのバスステーションまでの行き方を事前に聞いた。
方法はクトゥピアの前にあるバス停で8本[9本?]のバスで行ける。私はNO.14を利用。丁寧にバス停にバス路線が書いてあるから、きっとそれで行けると思う。バスの運転手さんや他の人もとっても優しかった。
CTMにしなかった理由はただ一つ。歩く距離が少ないから。CTMはきっと10分くらい?歩くのに対してスープラトゥールはたったの3分。でも、そこにはバス停らしき看板も何もない。なんて難しいモロッコのバス停。。



マラケシュの鉄道駅の前にあった印象的なアートな絵。


これは鉄道のマラケシュ駅。立派な建物。

スープラトゥールの駅に到着。今から一番早いバスに乗る予定でいたが、早いものから全て売り切れてしまい、私は4時間後の14時半になってしまった。まあしょうがない。今日も早起きの予定が遅れてしまったからね。。。片道80DH。約3時間。荷物代5DH。

このバスに乗るんだー!!普通に立派!CTM並みに良さそう!!が、私が乗るのは4時間後。。。



小腹が空いたからブランチタイム。近くのお店に入って一番安いローズマリーのスパニッシュオムレツとバナナジュースを頼んだ。これで25DHくらいだったかな。ちょっと高いが仕方ない出費。モロッコって自分の予想以上に色々と高い。単純にボラれているだけなのかわからないけど。。。



お腹が膨れたけど、まだまだ時間はある。。荷物もあるし、とりあえずまた駅に戻ることにした。時間潰しに本や荷物の整理などをしていた。自分が座っていたベンチが掃除のお母さん用のベンチだったらしく「そこをどきなさい」向こうの言葉で言われた。私は「荷物が多いし、ベンチはたくさんあるから向こうに行きなよ」と伝えるが「どきなさい」の一点張り。仕方なく他へ移動し、結構なローカルが寝ていたから私もベンチで寝ることにした。やっぱりこれが一番の暇潰しだねー



やっと14時になり私もソワソワしてバスに乗るの待った。無事にバスに乗れ、3時間後エッサウィラへと到着した。バスの中は冷房がほぼ効いてないから快適だった。

エッサウィラに着いてから安宿街を目指して歩く。歩く。歩く。こんなに歩いたのって初めてってくらい歩いた。予想外に遠い。。疲れて途中でいい匂いのしてたサンドウィッチ屋さんでご飯を頂く。美味しい!!モロッコに来てやっと美味しい!と感じる事が出来てうれしかった。

さてさて、宿探しをしなくてはと思っていたところに白人女性が私に声をかけてきた「どこに行くの?安宿を探してる?」と言われて初めは断ったが、ここのメディナに完全に迷ってしまった私は彼女の案内で安宿に行く事にした。
サーフ&ロッジという名前の安宿。ぱっと見た目、宿には見えないし、場所も入り組んでいた。予約無しで行ったから「じゃあ一番安い4人部屋で60DH」と言われ渋っていたら「50DHならどう?」と言われ即決めた。とりあえずここも3泊分払った。



ここが私のベッド。さすが芸術家が揃う町だけあって、オッシャレー!



私こーゆー雰囲気が大好き!WIHIはここでしか使えないけど、リビングでゆっくり過ごすのもまた気持ちいい。


外に出てみた。こんな風にスパイス売ってるの今までなかった。さすが芸術の町なのか。


エッサウィラの雰囲気が良くて、少し歩いただけですぐに好きになった。



有名なムーレイ・エル・ハッサン広場。残念ながら雲っている。しかも風が強くて、あんなにも暑かったのか嘘みたいに肌寒い。たったの3時間でこんなにも気候って変わるんだ。



小さなメディナの城壁。



エスカルゴ?って思いとりあえず食べてみる10DH。これ後から聞いたら海でも川でもなくて陸にいるカタツムリみたい。おいしかったよー。出汁も寒いここでは嬉しいスープ。



その後、急に「君の足にたくさん付いているアンクレットいいね!」と言われた。話かけてきたのはローカルの若い男の子。しかも犬を連れて、スケートボードまで持ってた。芸術家が多いせいなのか、若者もみんなおしゃれな人が多いエッサウィラの町。彼もモロッコ人っぽくない人の一人だった。「これから家でタジンやるからおいでよ」と言われ行ってみる事にした。面白そう。

彼の家はシェアハウスでフィンランド人、モロッコ人4人が住んでいた。みんな音楽とかが好きそうな感じの雰囲気でモロッコ人というより普通にヨーロピアンに近い雰囲気だった。ミントティーを頂く。そして、その後彼らはハシシ[マリファナ]とお酒を楽しみ始めた。「君ハシシとかやるの?」と言われ、その雰囲気が嫌で私は宿に戻る事にした。

失礼かもしれないけど、初めに出されたミントティーも飲むのが実は怖かった。彼らが口にしたのを見てから飲んだが、もうそーゆー雰囲気が私は嫌いだから家庭料理のタジンが気になったけど止めた。



「なんか、疲れたなあ。。これ以上、私に声かけないでほしい。。。」
なんて暗い事を思いつつ、夜のテラスに行ってみると、暗闇から急に人の声が。同じ部屋のアメリカ人の男性だった。彼のおじいさんがアフリカ大陸からアメリカに来てて、なんとなくアフリカ大陸が気になってモロッコに来たが、気がついたらもう3回目だという。もう一人のポーランド人の男性とも友達になり、私たちは翌日から行動を共にする事になった。

この宿で昨夜、日本人の男の子と出会う。彼も世界一周をしている人だった。気が付いたら夜中2時まで話をしていた。もちろん翌朝は10時に目覚める。またもや時間の感覚がなくなる。




朝食を食べに行く。ヨーグルト、コーヒー、オニオン入りのクレープで20DH。普通に美味しい。

翌朝も気になって、同じものを頼んだ。すると15DHだった。ん笑??


観光もしたくて、クトゥピア・モスクに向かった。1147年に創られたが、メッカの方向に向かっていないとの事で1199年に再度立て直したものだそう。ヘェ〜。


近くで見ると約77mの塔が高い。マラケシュの街はほぼ全てこのピンクのような茶色のような色。ちなみにカサブランカは白い街。色の統一感もあって、モロッコの町はかわいい。

オールドモスクの雰囲気がよくてしばらく周辺を歩く。でも、やっばい暑い!!焦げる!

建造が12世紀のアグノウ門はマラケシュで最も美しい門と言わてるだけあって、本当に綺麗。よく見ると鳥の巣もある。


アグノウ門のそばで見つけたアボカドジュース。私、この濃厚なアボカドジュースが大好きでちょくちょく飲んでた。10DH。もちろん砂糖いっぱいだけど、この時は気にしない笑。暑い時に飲むアボカドジュースが大好き!


エネルギー補給の後は1600年代前後のスルタンなどの王族が眠るアサード朝の墳墓群へ。ここは本来の道があったがそこを閉ざした為に1900年前半に空から発見されるまでの約300年間、その存在が隠されていたらしい。なんて場所なんだ!!
マラケシュの喧騒が嘘のように感じる程、静かな場所だった。入場料10DH。


古い古い歴史を持つマラケシュの街は世界最大のスーク[市場]を持っている事でも有名。建物ももちろんとっても古く、いつの時代に建てられたものなんだろうと自然と興味が湧いた。


ドアノッカーにはファティマの手と言われるものを飾っている民家も多数あった。イスラム教徒にとっては理想の女性との事で、彼女の手をかたどったものを身につける事で、彼女からの救いの手が差し伸べられるらしい。ヘェ〜。


モロッコの国旗だらけのメディナ。


スークの中も国旗だらけ。この頃になると、あんなにかわいいと思っていたモロッカン雑貨もほぼ見なくなった。かわいいんだけど、あまりにも話しかけられるから、うんざりしてた。

今日も3時間くらい外に出てたら、頭痛くなるし、1.5Lの水はあっと言う間になくなるがトイレにあまり行きたいとも思わなかった。ちょっと汚い話だけど、私の尿は激しく黄色く臭い、足は激しいむくみに襲われた。宿に戻った後は珍しくお腹を下した。いろんな国行って、いろいろ食べたけど、今までお腹を下す事なんてなかったから悔しかった。この頃、私は脱水症状になっていた。


自分が脱水症状だとも気がつかず、塩を舐めたり、果物を食べて過ごしていたが、そーゆー事もよくなかった。栄養が必要と気がつき、ローカルと同じものを食べれば治ると思い、夕方再びフナ広場へ出かけた。
適当に入った屋台で、モロッカンサラダ、ハリラ[豆のスープ]、パン、ミントティーで17DHと言われた。えっ!?ちょっと待ってよ。パンとミントティーはタダって言ったから店に入ったんですけど!気に入らなくて私はそれについて文句を言った。結局16DHにされてしまい、私は「fuck!!」って言ってお金を置いて出た。殴られるかもって思ったけど、言いたい事言えてよかった。
しかし、なんて強くなったんだ私は笑!しかも1DHって約10円。だけど、この感覚が大切。だよね?


腑に落ちないが、ちゃんと文句を言った自分がたくましく思えてなんだか無性に笑えた。宿のテラスから見えたクトゥピアとサンセット。


テラスに布団を引いて寝る宿のスタッフ。ちなみに私たちもテラスで寝る事が出来る。多分とっても安いと思う。気持ちよさそう。


隣は普通にローカルが住んでいて、テラスから彼らの家の中が観れる。だって天井が空いてるんだもん。面白くてよくこっそり覗いていた。なんだか面白いモロッコ人の生活。


翌日はタジンを22DHで食べたが、冷めてるものが出てきてびっくりした。時間帯が悪かったのかもしれないけど。私は出来立てのタジンが食べたかったなー。。うー!!



このマラケシュという街は、盆地で夏は暑く、冬は寒いと聞いた。そしてもう一つ、あまりにも観光地化されて狂っているとも聞いた。物の値段とかもフェズと同じくらい高いらしい。だけど、地方都市では仕事がないから、みんながここに出稼ぎに来るとも聞いた。「そんなマラケシュは嫌だ」と何人ものローカルから聞いた。

私も少しこの街には疲れた。次は海の町エッサウィラに移動しよう。


翌朝、早起きの予定が寝坊をした。宿で朝食を食べたがパンのモソモソ感が酷く、珍しく残してしまった。あーもったいない。。宿を10時過ぎに出て、ゆっくり20分?くらい歩いて国営バスのCMTバスターミナルへ向かった。やっぱり荷物を持っての移動はしんどい。。



カサブランカ→マラケシュまで90DHで3時間。荷物代[17kg]が別途5DH。11時発予定が遅れて11時半出発で約2時間後くらいでトイレ休憩が入った。外に出た瞬間、何これ。。やっばい暑い。。!

無事にマラケシュに到着し、私はゆっくりでも歩いて宿のあるメディナ[旧市街]まで歩く予定だった。が、車窓からは歩いている人がほぼいなかったし、実際に外に出てみて、あまりの炎天下にこのまま歩けば死ねると即思った。さすが45度!私の中で過去最高の暑さ。


タクシーを捕まえたいが私一人じゃ高くつくから誰かとの相乗りを考える。タクシーの呼び込みと共に相乗り相手を探す。結局、ジャーマンの2人組と私で約2kmを50DH。この内訳は彼ら2人で25DH、私1人で25DH。。。何この差。。こーゆー時って本当に1人だと痛い出費だと思う。。うー!



宿はメディナの中にあるから、タクシーはその側まで。宿まで400m?くらい歩いたかな。Hotel Medinaオテル・メディナ60DH/泊でとりあえず3泊代払った。
わー!なんて綺麗な宿!!しかも一人部屋!!一番暗い一階の部屋を通され「暗いからヤダ」と伝えると「上に行くほど暑いから、ここがベストだ」と説得させられる。


宿の中心は吹き抜けになっていて、そこには天井がない。面白い作り!!わあ!とりあえず上に登ってみよう!


4階のテラスにあったカウチ。めっちゃいい感じ!!が、やっばい暑い!!本当に上にいけば行くほど暑くなった。なんて暑さ。。。


テラスの横から見えたのは、空き地に目一杯咲くサボテンとサボテンの実と大量のゴミ!ゴミさえなければいいのにとつくづく思う。この国にはリサイクルとかの考えはないのかなあ。。??


マラケシュに来たらやりたい事の一つが世界遺産のジャマ・エル・フナ市場でオレンジジュースを飲む事。搾りたてと聞いていたが、実際はジャーからジュースが出てきた。。。まあ、いいっか。ちょっと前に絞ったのかもしれない。普通に美味しいオレンジジュースは4DH。持ち運ぼうかと思ったがガラスのカップで出てきたから、その場でグビっと飲んだ。




たくさんのお土産屋さんが並ぶ。ふらふら見ていたら「ねえヘナタトゥーやる?」と言われる。「高いからやらないよ」と言ったが「じゃあデザインブックだけでも見て行けば?」となり「どのデザインが好き?」と言われ「これ」と言い返すと「ヘナは、2,3日、1週間、2週間、1ヶ月、2ヶ月で値段が変わるの。どれがいいの?」と言うお母さんたち。私は「例えば1ヶ月だといくら?」と聞くと「あなたには特別に650DHでやってあげる」と言われ、冗談じゃないと思って席を立った瞬間に腕を強引に引っ張られた。ローカルがあんなにやってるヘナがそんなに高い訳ない!!

「じゃあ、もうタダでやってあげるから」と言い、彼女は勝手に私の腕にヘナを描き始めた。10分もかからないくらいで、終わった瞬間に「あなたは特別に400DHでいいわ」と言った。この人サイテー。。。

そんな時にパッと目に付いたのが、店の前にあったジェラード屋。「ちょっと待ってて」と彼女たちから離れて、特大ジェラードを40DHで購入し、私はヘナタトゥー屋に渡した。ちょっと苦い顔をしていたが、向こうも強引にやったんだし、まあいいっかって事で自分の中で解決した。
しかも、ヘナの直後に人が私の腕に当たってヘナの一部がグジャグジャになっちゃったし。。




ふらふら歩いていると今度は「今日はこの辺りでローカルのお祭りがあるんだ。見てみる?」と声をかけられた。場所を聞くとこの先にあるというので連れってもらう事にした。迷路のようなメディナ内をどんどん歩く彼についていく。気がつくとツーリストの姿が消えてる事に気がつく。ん。。?でも、異世界のようなメディナが気になるから、もう少し行ってみよう。


皮のなめし場に連れってもらった。「奥に行って写真を撮るといい」言われたが、なんとなく怖さを感じて、ドアの近くから軽く撮った。独特の匂いがした。でも、見てみたかった場所が見れてよかった。


ロバも普通にいる。あらまー!!

「ねえ、あとどのくらいで着くの?」と聞くと「あと少しだよ」しか言わない。お祭りの音も聞こえないし、怪しい感じがして、私は「もう、いいや。ありがとね」と行って彼の元を逃げるように去った。もちろん最終的に「fuck!!!」とか散々言われたけど、もし何かあったあとじゃあ遅いからこれで良かったと思う。


ちょっと今日は疲れたなあと思ったところにいい感じのご飯屋さんがあった。一度通り過ぎたけど、やっぱり気になってここで今夜のご飯を購入。もう何を言ってるのかさっぱりわからないけど、なんとか買えた。


パンに卵と牛肉を挟んだもの。確か15DHくらいかな。多分ボラれてないと思う。だって、ここのお兄さんの笑顔が良かったもん。


そして、ちょうど1時間前くらいに捕まったタトゥーを水で流した。なんて赤いヘナタトゥーなんだ!でも、かわいいからまあいいっか。

このヘナ、実はこの3日後に完全に消えた。宿のスタッフに話をしたら「その程度のものはローカルは10DHだよ」と言われる。うー!!!
しかも、後日知ったのは、マラケシュでのヘナはヘナ100%はまずありえないらしく、だいたいのもはガソリンを混ぜて薄めていると聞いた。マラケシュでヘナはやってはいけない。やるなら自分でヘナを持参した方がいいらしいとのこと。




暑さに喉も渇き始め、インドネシアでよく飲んでいたサトウキビジュース屋を発見。1杯頂いた。が、6DHと高いし、生絞りだけど、砂糖を大量に入れられたジュースは少し残念だった。うー!!


一度宿に戻った。この2時間で私はだいぶ焦げた感じがした。暑い暑い暑い!!!頭痛いし、汗だくだく。


少し休んでから、再びフナ広場へ行った。アラビアンナイトというものを味わいたかった。音楽隊に大道芸人、ご飯屋などが並び、人もどんどん増える。暑さにモロッコの伝統音楽が心地よくて、私は一番前の席に座って音楽をしばらく聞いた。私、モロッコに来たんだ!アフリカ大陸にいるんだ!って事が本当に嬉しかった瞬間だった。


ヘナ屋にあげたジェラードが気になって、私も自分にも買った。ここでは見た事ない味がいろいろあったけど、悩んだ末に大好きなピスタチオ味とモロッコカンミント味にした。普通に美味しい!!



私なりのアラビアンナイトが少し味わえて、嬉しかった。
でも、ちょっと歩く度に「ねえねえ!!」と声をかけられる事に少しずつ疲れが増し、次第にイライラし始めた。