眠い中、一人で地球の歩き方を見て、今後のプランニングを始めた。こっくり、こっくりしている時に「おはようございます。」と声をかけられた。
「ん?何?」と思ったら、おじいさんが「私は少し日本語が話せるんだけど、日本人だよね?僕はあそこで店をやってるんだよ」と言われ、そのまま話が進む。寝たかったが、感じのいいおじいさんにさっき買ったネクタリンをあげて、彼の案内で近くの昔の公共機関[説明されたけど忘れた。裁判所?]を見に行く。入場料無料!

わー。やっぱりイスラム建築って美しい。しかし、ここの場所がちょっと分かりにくい。流し見だったけど、面白かったよ。

その後は「この辺りで一番古いベーカリーに連れってあげる」と言われ、そのまま付いていくと低いドアをくぐった先にあったのは、なんだか混み合ってるお店。わあ!!パン屋さん!!私パン大好き!

「この人は?」と聞いてみると「モロッコの王様。知らないの?」とちょっとムスッとしたおじいさん。この人の写真はどこにでもあるから王様か偉い人なんだろうなあとは感じてた。

パン屋と聞いていたが、実際に見たものは焼き菓子だった。想像してたものと違うしー!
「どれをどのくらい欲しいの?」と言われたが、混みすぎと分からなすぎて「少なくていい」しか言えなかった。。。文字を読む事も出来ないし。。

少なくていいで確か30DH払った。高い。。焼き菓子に。。まあいいっか。。
もし気になる人はこの袋に住所が書いてあるから見てみてね。
href="http://stat.ameba.jp/user_images/20160907/13/midoholiday/df/cf/j/o1200160013742484762.jpg">

「そのお菓子と一緒にお茶をしよう。砂糖の有無は?」と言われ、とっさに「無し」で注文。ついに念願のミントティーが来た。ワクワク!!味は、まあこんなものかって感じだった初めてのティー。「このベーカリーは全てアーモンド粉から作られていて、とっても美味しいから食べてみなさい」と言うおじいさん。食べてみると確かに美味しい!!ちょっとオイリーな感じはあるけど、またこのミントティーといい感じ。
このミントティーは本来ならば大量の砂糖を入れて飲むという事をモロッコ滞在の後半で知った。その頃になると、甘ったるいけど爽やかなミントティーが私は大好きになっていた。

お茶の最中に彼のお店にお客さんが来て席を外したが、再び戻ってきて、私たちはまた周辺を歩く事になった。お茶代を払おうかと思ったら「ようこそモロッコへ」という事でご馳走になった。ありがとう。
散策中に「僕はちょっとそこでお祈りをしてくるから、君はここで待っているんだよ」と言われ、急に待つ事になった。まるでコンビニに行くような手軽な感覚でモスクに行くと言うおじいさんの人柄になんだか癒された瞬間だった。それだけ、宗教が日々の生活の中に根付いているって事なんだろうね。
最後に「私はこの33日間の滞在中にモロッコを1周するの」と伝えると「今度カサブランカに戻ってきたらまた来てね」と言われて、私たちは別れた。若い頃に船の仕事で世界中を回っていたおじいさんの話は面白かった。また会いたいなー。
おじいさんとのやりとりを考えながら、どんどん混むマーケット内を歩いてて、とある事に気がついた。逆方向に歩いてたー!!あーやっちっぺ!しかも30分以上も!!

ローカルが好むマーケットとツーリストが好むマーケットが違っていて面白い。なんて事も考えてたら、珍しくガッツリと間違えた。
だけど、帰り道は早いものであっという間に中心街に戻ってきた。その時に見つけたのがトラム!こんなに近代的なものが走ってるんだね!!

いっぱい歩いて疲れてお腹も空いたから、ご飯が食べたいけど、表通りは既に高かったから、宿があるメディナ内の奥に行ってみる事にした。そこで見つけた全てアラビア語の店。匂いもいいしローカルが多いから今夜の夕食はここに決めた!全く分からないからとりあえず、チョロチョロしたら、お店でご飯を食べていたお母さんに声をかけられて、彼女と一緒にご飯を食べる事になった。シンプルなケフタ[ひき肉]のタジン15DH。パンは1DH。味は普通に美味しいから特に感動なし。。。

宿に戻ったら、ここ数ヶ月間で世界一周をしてる日本人の学生の女の子が一人いた。彼女と少し話して、今夜は就寝。今日はたくさんの人と話ができて、長くて短い面白い1日だった!充実!!
強いて言うならば、次はもっと美味しいご飯に出会いたい!!!




























