スナフキンです。


前に書いたとおり、今日と明日は姫路でジャズのお祭りのようなイベントがあります。


今日は17時~バンドクリニックというのがあるというので、行ってきました。


姫路駅からバスに乗って姫路文化センターというところに行ったのですが、バス停には楽器を持った若者たちが大勢いました。あとでわかったんですが、その人たちは岡山大学のジャズバンドの人たちでした。


会場に着くと「トランペット第三会議室 トロンボーン~」というふうに、各楽器ごとのお部屋に行くことになっていました。


ぼくはあの小さいトランペットを持ってきていたので、「第三会議室」へ行きました。そこはとっても小さい部屋で、驚きました。てっきり大きなホールで離れた場所からお話を聞くだけだと予想していたからです。


待っている間、近くにすわっていた男の人に「私15年ぶりに楽器を出してきたんで全然吹けないんですよ、今日のクリニックってどんなんですか?」と声をかけられました。その方はお嬢さんが5年生で、学校の鼓笛隊でトランペットをやり始めたので、ご自分も久しぶりに楽器を出してこられたということでした。すてきなパパだなあと思いました。


一人だったのでぼくも心強くなりその方といろいろお話しながらエリックさんがいらっしゃるのを待っていました。


17時ちょうどくらいにエリックさんが入ってこられました。会議室には20数名しかいません。それもほとんどが高砂高校の子とか明日出演する中学校の子とかでした。



では今日のクリニックで聞いたことのまとめに入ります。


☆音楽について


・いろんな音楽を聴きましょう。できればライブで。


・人の演奏を聴くときには、その演奏のよいところを探しましょう。悪いところを探すのは簡単ですが、それでは自分にとってプラスになりません。どんな音楽からもいいところを見つけて自分の肥やしにしましょう。


・高い音を出したりきれいな音を自由に吹けるようになる「コツ」なんてありません。一番大切なことはとにかく毎日練習すること。楽器を吹けない日はバズィングだけでもやりましょう。唇やその周りの筋肉につねに血を通わせ柔らかい状態にしましょう。大変なのはよい状態を維持することです。


☆練習のしかた


・ただロングトーンをふいたり音階を吹いたりするのは退屈だし退屈なものは結局身につかないのでやめましょう。ロングトーンも音楽だと思って強弱をつけたりビブラートをかけたりして楽しくやるほうがよいです。音階もリズムを変化させたり、強弱をつけたりして楽しみましょう。


・一人で練習するときでも、お客さんの前で吹いているつもりで演奏すること。


・「失敗を練習するな」 


 失敗するとそこを何度も何度も練習するのはダメです。たとえばあるフレーズを10回間違えて11回目にやっと吹けたから合格!といって次に進む・・・こんな練習の仕方は絶対にだめです。身体は何回も繰り返したことをより強く記憶します。だからこんなことをしたら失敗の仕方を身体に覚えこませるようなものです。練習していて失敗したら、ぜったいに失敗しないゆっくりのテンポに落として練習をしましょう。「失敗を練習するな」の意味わかりましたか?


・「音楽を止めるな」


 練習中もし間違ったとしても最初からやりなおしたりしないこと。とにかく音楽をし続けるようにしましょう。止める癖をつけてしまうと、本番でも必ず音楽を止めてしまいます。ですから練習中に間違ってもとにかく音楽を最後まで続けるようにしましょう。


・息を吸うときは鼻から吸うのがベストですが、できないときにはなるべくゆっくり口から吸いましょう。速く息を吸うと冷たい空気を肺に急激に入れてしまい、身体によくないです。


・高い音を出すには、唇が少しの空気の流れでも震えやすくなるような練習が必要です。そのためにはまずできるだけ小さい音で「きれいな音」をだしたり、「高い音」を出したりする練習をしてみましょう。


・音の始まりだけではなくて、終わりにこそ十分な注意をしましょう。そのための練習として、長い音からだんたん短い「スタッカート」にまで縮めていきましょう。それでも終わりがきれいになっているようになればいいです。


・タンギングはTu(トゥ)というというのは決まっていません。ひとそれぞれです。エリックさんはDa(ダ)とかDu(ドゥ)とかしてるみたいです。あくまでこれは実際に聞こえるわけではなくイメージなのでそんなに硬く「こうじゃなくちゃいけない」とは思わないようにとのことでした。タンギングがうまくいかない理由は舌のつきかたが問題なのではなくて、多くの場合、一度タンギングしてから次のタンギングに移るときの切り替えがうまくできないのが原因。タンギングを上手になりたいときには、速いテンポでやるんじゃなくてゆっくりなテンポで練習するといいそうです。


・楽器を構えるときにはいろいろ試してみて一番指が動かしやすい角度で構えましょう。とくに薬指は動きが遅くなりがちです。その原因は薬指が他の指に比べて力が入りにくいからですが、「ピストンを押す力」が弱いというより「押した後上に戻る力」が弱いそうです。。やってみるとよくわかると思いますが、薬指を速く動かそうとすると小指も一緒に動いてしまいます。それは人間の薬指と小指の神経や筋がつながっているためです。薬指を速く動かすときには、小指を指かけから離して、小指と薬指をいっしょに動かせるようにしましょう。


ほかにもいろいろほんとにたくさんのことを教えていただきました。今日はねむたいからまた書きます。


最後のほうになって「質問があるかたは?」ときかれたので手を上げました。「エリックさんが吹けばこんな小ラッパでもエリックさんの音になるんですか。」といって小ラッパを見せたら「なりますよ」とおっしゃって、吹いてもらいました。「なにがいいですか?」と言われたので「over the rainbowをお願いします」と答えたら始めはふつうの高さで吹き、二回目はエリックさんしか出せない超ハイノーツでした。感動で動けなくなりました。