(今回はめちゃ長いよー、いやそうでもない)

一言で言いますヨ!素晴らしい実写映画!!

役者さんも映像もクオリティーはバカ高で。

マジですごい映画デスよ。


私はそもそも原作から入ってるので

御多分に洩れず、最初配役知った時は


ん…?んんん、うーん……💧


だったのよ。

正直なところ山崎賢人君に関しては、一時期の

剛力彩芽ちゃん張りに多用されすぎと思って

たので、できたら別の人が良いのに〜と

言っていた1人でした。


でも、私のそんな個人的な戯言をものの見事に

ひっくり返してくれましたよ。


山崎賢人君に対してはね、原作者の 

野田サトル先生が


「僕は味方ですから」


って言ったと言うのを聞いた時点で外野が

ガタガタ言う事じゃ無いなと思ったわ。

そしてそれは間違いじゃなかった。


立派な杉元佐一だった。


この映画に関しては本当に役者さん達が頑張った

と思う。

個人的には舘ひろしさんが演じる土方歳三が

観たくて行ったんだけど(笑)





やっぱり私の最推しジジィだけあるわ。

おそらく多分、老年の土方歳三を演じた最初で最後の役者になるでしょう(アニメ版吹き替えの

中田譲治さん以外で)

だって本物の土方歳三がこの歳まで生きて

なかったんだから。


金カムの登場人物の中で唯一実在した人物は、

土方歳三と永倉新八だけ。


この歳の土方を演じるとしたら舘ひろしさんか

田中泯さんしかいないと思ってた。

ビジュアル的には田中泯さんだと私は思っていたのだけど、舘さんが演じてくれて本当に良かった

泯さんだとちょっと枯れ過ぎかな。


土方はジジィじゃなきゃいけない。

若い人を老けさせるんじゃあダメなのよ。

本当のジジィでありながら、ジジィとは思えない

覇気を感じさせないとダメ。


ジジィになってなお、和泉守兼定を手にし


「幾つになっても男子は

刀を振り回すのが好きだろう?」


と笑いながら振り回す精気を放つジジィじゃなきゃダメ。

舘さん、カッコ良いジジィでした。


ネットの書き込みで金塊を探す理由がショボい

ってのを見かけたのだけど、この漫画は

主要登場人物のほとんどが私利私欲に

塗れてるのが良いところだと思ってる。

善人がほぼいない。

唯一の良心はアイヌの少女アシリィパ。

その良心に触れることによって、杉元は戦争で

失くした心を取り戻して行くのだから。


でもね杉元だって自分のためだけに金塊を

探してるわけじゃない。

映画の後半、アシリィパに


「なぜ、そんなに金塊が欲しい。」


と問われ、彼は二〇三高地で自分の身代わりと

なって死んだ親友の虎次の遺言を叶えるため、

かつて虎次と共に自分が愛した幼馴染みの

女性を助けるために命がけで金塊を探して

いるのだ。


と告げる。


それのどこがショボい理由なの?


杉元、カッコ良いじゃん。

泣けるじゃん。


本当にここのシーンはジンと来るんだよ。


出番は少なかったけど、虎次役の泉澤祐希君が

良かった。

朴訥な青年の役やらせたらこの人の右に出る人はいないなと思う。


本当に細部に渡って作り込まれた作品だと思う。


観に行って良かった。