読み終わった後に
切なさで胸がいっぱいになる童話
新美南吉「ごんぎつね」。
彼岸花が終わりを迎える頃
新美南吉の故郷岩滑を、訪れました。
日記にこう記したのは、15歳の新美南吉でした。
春を待つワクワク感、春が到来した時の喜びが綴られた
「里の春、山の春」
「うまごやのそばのなたね」
言論弾圧の強まる時代に戦争ではなく平和を選ぶ
「ひろったらっぱ」
子供の私にはよく分からなかったどうしようもない悲しみも
今なら分かります、、、。
ある日、自分の背中の殻の中に悲しみがいっぱい詰まっている事に気付いてしまったでんでんむし。
「もう、生きていられない。」
「ふしあわせだ。」
どうしたらよいか、ともだちたちに順々に尋ねていくと、
みんな同じように悲しみを背負っているのだと気づきます。
「かなしみは だれでも もっているのだ。
わたしばかりでは ないのだ。
わたしは わたしの かなしみを こらえ て いきなきゃならない」
そして、この でんでんむしは もう、なげくのを やめたので あります。
そして、この でんでんむしは もう、なげくのを やめたので あります。






