精神科医・樺沢紫苑先生の『アウトプット大全』でございます。

 

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この本には

「本を読んだら必ずアウトプットせよ」

と書かれているのですが

私ったら既に読み終わっているのに

いまだにアウトプットしていなかった!滝汗

というわけで

ここいらでアウトプットしておきます。

 

この本はですね、

「人間はインプットとアウトプットを繰り返すことで自己成長をしていく」という主張を踏まえ

そのアウトプットの方にフォーカスして書かれた本です。

 

まず「CHAPTER 1」で

アウトプットがいかに自己成長をもたらすか(アウトプットの重要性)が述べられ、

その後、「CHAPTER 2」以降で

具体的なアウトプットの方法やコツが書かれています。

「CHAPTER 2」が「話す」、

「CHAPTER 3」が「書く」、

「CHAPTER 4」が「行動する」という構成になっています。

最後の「CHAPTER 5」では

アウトプット力を高めるトレーニングということで

7つの実践的なアドバイスが書かれています。

 

この本を読んで

私が良いな~と思ったところを3つ挙げますと…

(昨日も書きましたけど、この3つ挙げるスタイルがマイブーム波

 

1 科学的な根拠が示されているので

  話に説得力がある

2 一つ一つの項目が2~4ページと短く

  隙間時間でパッと読める上に

  もう一度見たいと思った項目を目次ですぐに探せるので

  辞典のような使い方もできる

3 全てのページに図表やイラストが載っているので

  視覚的にも理解しやすい

 

と、こんな感じです。

アウトプット力の向上がここ数年の課題となっている私としましては

常に手元に置き、折に触れて見返したい1冊と言えましょう。

 

 

次に、この本の中で

私が一番印象に残っている…と言いますか

常に肝に銘じておきたい事柄3つを挙げたいと思います。

(本当はいっぱいあるのですが敢えて3つに絞りますよ~)

(なぜならそれがマイブームだからだ!)

 

1 インプットとアウトプットの黄金比は3:7

(「CHAPTER 1 アウトプットの基本法則3」p28より)

 

100人以上の子供たちに、ある人物のプロフィールを覚えさせて

暗唱させるという実験を行ったそうです。

与えられた時間は9分間。

「覚える時間(インプット時間)」、「練習する時間(アウトプット時間)」は

グループにより異なります。

その結果、最も高得点となったのは

40%をインプットにあてたグループ、

さらに年長になると

30%をインプットにあてたグループが高得点となり

これが黄金比率3:7の根拠だそうです。

 

樺沢先生のセミナー参加者を対象に調査を行ったところ

インプットとアウトプットの平均比率は「7:3」だったとか。

私の場合は「8:2」ぐらいかも…

いかにインプット過多の生活を送っているかということですね~。

 

本を3冊読んで、1つもアウトプットしない人と

本を1冊読んで、それをアウトプットする人では

後者の方が成長するのだそうです。

私は完全に前者です。

もう本を1冊読んだら

その感想文を書かない限り

次の本に手を出さないようにしますわ。真顔

 

2 手で書く タイピングよりも圧倒的な手書きの効果

(「CHAPTER 3 32手で書く」p116より)

 

ある大学で

「手書きでノートをとる学生」と

「ノートパソコンでノートをとる学生」について

比較調査をしたところ

手書きの方が良い成績をあげ

より長い時間にわたって記憶が定着し

新しいアイデアを思いつきやすい傾向がみられたそうです。

 

また、手書き中とタイピング中の脳の働きをMRIでスキャンしたところ

手書き中のみ、ブローカ野という言語処理にかかわる部位が

活性化したそうです。

 

ちなみに「CHAPTER 1」では

「アウトプットは『運動』である」とも書かれていました。(p22)

 

筋肉や腱を動かすと、その運動は小脳を経て、海馬を経由し

大脳連合野に蓄積されるのだとか。

小脳を経由するので経路が複雑になり、

多くの神経細胞が働くことで

記憶に残りやすくなるとのこと。

運動性記憶が記憶定着のカギと言われる所以です。

 

タイピングでも筋肉は使いますが

手で文字を書く方がより使いますからね~。

 

この話を読んでから

実際に手書きの機会を意識的に増やしておりますが

確かにタイピングで作業をするよりも

頭が回っている気がします。

気がしているだけかもしれませんがね。ニヤニヤ汗

 

3 とりあえず30点の完成品を目指す 

(「CHAPTER 4 72完成させる」p216より)

 

最初からレベルの高いものを作ろうとすると

手がつけられません。

100点を目指して良いものを作ろうとするよりも

とりあえず30点を目指して作り始め

それを仕上げた上で残りの時間を「直し」に充てて

より完成度を高めていく方が良いが書かれていました。

 

これは非常に参考になりましたよ。

例えば、私なんかがこういったブログを書くにあたっても

上手く書いてやろうなどと意識すると全然書けなくて

時間ばかりが過ぎてしまい

最終的に「もう書かなくていいや」ということになったりします。

そして、これが続くとあっという間に放置ブログになります。

何でもいいからとりあえず書いてみようという思いで書き始めると

まあ、ひどい文章であっても何かは書けますので

それを多少推敲したりしてアップできます。

放置ブログにはなりません。

 

ブログをアウトプットのトレーニングと位置づけている私にとって

書かないよりは書いた方がマシなので

この方法は非常に有効だなと思った次第です。

 

以上、『アウトプット大全』より

私が肝に銘じておきたい事柄3つでございました。

 

これをふまえた上で、

今後の課題といたしまして

 (1)このブログも含めてアウトプットしまくるということ

 (2)ペンで文字を書きまくるということ

この2つを挙げておきたいと思います。

(あ、ここは3つじゃないんだ…)

 

ところで…

ワタクシ、明日、樺沢紫苑先生の

「『人生うまくいく人の感情リセット術』出版記念

~感情リセット術超実践講座」なるものに参加してきます。
 

単なる講演会ではなく

実際に「感情リセット術」をその場でやってみる

体験型・実践型のセミナーになるそうで

今から楽しみです!ウインク