去年くらいでしょうか、魔の二歳児と後追い一歳児の育児に追われていたさなかに、気分転換に購入した雑誌「美しいキモノ」。
美しいキモノ 2011年 06月号 [雑誌]/著者不明

¥1,950
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まだ帯のたれと手先の区別もつかない、キモノと浴衣の区別もつかないような無知でしたが、キモノが着たい欲求は高かったんです。

素敵なキモノにうっとりとして、それはそれは良い目の保養になりました。


でも、ざわざわとうずめく黒い気持ちも同時に起こりました。

「・・・キモノって、所詮は金持ちのおばちゃんの見栄張り自慢の道具?」
と思いました。


誂えた数々の自慢のキモノ、帯、羽織り、道行、帯どめ、かんざし・・・・・・・・・



大手呉服屋さんの取り扱いが、「呉服、宝石」となっていたのにも納得する。



お金が余っているひとの道楽にすぎないのかと感じました。

そして、悲しかったです。キモノって、やっぱりお金持ちの趣味なんだなーって。洋服ならピンキリで、それでも一、二万出せば結構な代物買えるのに、そのくらいだと小物買って終わりですよ、キモノは。

クリーニングだってバカ高いし。




今思えば手にとるキモノの雑誌が違ったんですよね。
七緒 vol.29―着物からはじまる暮らし (プレジデントムック)/著者不明

¥1,400
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こっちでしたね。


いや、七緒、みたことないんですけどね。


田舎の本屋さんにはキモノ関連の雑誌は美しいキモノかNHKテキストくらいしか置いていないんです。




以前は呉服屋さんって訪問着と振袖買わない人は寄っちゃいけないところと思ってましたもん。
モリモリした振袖しか置いてないところもたくさんありますよね。


でもツイッターやブログを通じて普段着キモノを楽しんでいらっしゃる方はたくさんいるのだと思えました。
その情報が、私がキモノを着てお出かけできる心の準備にもなりました。

こんな毎月ギリギリの生活しているのに、キモノが趣味ですなんておおっぴらには言えないですけど、でも好きなんです。


美しいものは美しい。良いものは良い。日本の技術、伝統は守るべき。

分かりますが、もうすこし需給に見合った市場にならないものかなと思いました。




私にとっては、このキモノはどこの産地の、一等品の、職人さんの手織りの、なんていう価値よりも、このキモノは祖母の、兄弟の形見分けか何かで貰ったものだと思うけどよく分からないけど、あらピッタリ、の価値のほうが高いと思います。


負け犬の遠吠えでしょうか得意げ




ただ、美しいキモノに載っていたのは、別世界なんだ。そう思わざるを得ませんでした。


これは、今の着物業界でも言えることではないでしょうか。



ただ、ほんとこの一、二年、少し風穴が広がってきたような気がします。
ツイッターなどでそういう情報が入ってくるようにしているからでしょうか???


私のような女性がどんどん増えて、キモノを着る女性がどんどん増えたらいいな。




まずはここから!




さ、半襟洗って、真っ白にしよー♪

でも眠いなー・・・・(;一_一)最近11時までもたない・・・。チビ達と寝てしまおうかな??

では、出来れば、また明日~♪









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