以前にも似たようなことを書いているんだけども。

満員電車が嫌だと不平を言っても、自分自身がその満員の一部である。
皆が帰らないから帰りにくいという理由でサービス残業なんてしてしまうと、その帰りにくい雰囲気を作ることに加担することになる。

あくまでもたとえ話であって、まあ当たり前の話なんだけども、相当数の人がこんなことを解っていない。

コロナ騒動の初めのころトイレットペーパーの買占め事件なんて起きた。
デマ情報が元だったとは思うが、早々に否定する報道もあったし、多くの人はデマであると解っていたはずだ。
でも、それでも無くなったら困るといって念のため買うなんて人が多かったわけだ。多くの人が買ったせいで本当に無くなってしまったんだな。
いつも通りの買い方をしていれば無くなることなんてなかったのに、自分が買うことで無くなってしまう。
これは当事者意識が薄いんだな。自分が1パック買ったところで何も変わらないと思っている。それが間違いだということに気が付かない。

選挙なんかが解りやすい。
多くの人は自分の1票では結果は変わらない、なんて考えて投票自体しない人が多いんだ。実に50%とかの人がしないんだぜ。
考えればわかるが、その50%が投票すれば選挙結果なんてガラッと変わる。
1票では確かに変わらないが、その1票は50%の一部であるという当事者意識が薄いんだ。

まあ、要するに馬鹿ってことさ。反論はないだろう。身も蓋もないがそういうことだ。