
先日記事にした感染研の脇田氏の件では、
率直に、彼は実は解っているけども立場上言えないということなんじゃないか、という風に見える。
ワクチンの危険性は十分に解っているが、そんなことは公に口にできない。そんなことは何らかの圧力があって言えない。そんな風に見える。
公式の見解も無理くりで苦しい言い訳に終始している。苦しい心情の吐露のようにすら見える。
もちろん事実は解らない。でもそんな風に見える。
というのは、これも先日記事にした宮沢孝幸氏は、大学からの圧力で専門家としての意見を自由に発言できなかった。結果彼は退職することになった。
結局、国の組織に所属する人は国に反することを言うのは難しいのだ。
国に反することを言うと疎まれ睨まれ不利益を被るからだ。研究者なら研究費が取れないとかポストを失うとか。
大人なら解るはずだが、もっといやらしい嫌がらせの類も想像に難くない。
別段脇田氏を擁護するつもりもないが、現実として多くの専門家はそうして口を噤んでいるのだろう。
事実、今回の騒動で声を上げている専門家は現役を引退した名誉教授などが多い。圧力など被らない立場の人だ。
現役の研究者で声を上げた宮沢氏は異例なのだ。
そして、宮沢孝幸氏はワクチン推進派の専門家と直接1対1で話すと大抵意見は一致するといっている。でも彼らは公にはそんなことは口にしない。
そんな二枚舌、ダブルスタンダードは批判されるべきだが、一方で全く解らない話でもない。
多くの専門家は、このワクチンの危険性は解っている。でも公に口にすることは出来ないのではないか?と思える。
そこで疑問なのは、そんな専門家はワクチンを接種しているのだろうか?自分の子供や家族にも接種を薦めるのだろうか?ということだ。
危険性を解っているなら自分は打たないはずだ。家族には薦めないはずだ。
だから政治家や厚労省の職員は接種していないとかといった噂や、生理食塩水を打っているんだとか、打ったふりをしているだけだということを言う人までいる。そういう噂が立つのも理解できる。
事実、ワクチン接種を推奨しておきながら実は接種していなかったことがバレちゃった人も少数はいるんだが、多くは解らない。
しかし意外なことに、データなどないので正確には解らないんだが、そんな多くの専門家も接種しているようなんだよ。
宮沢孝幸氏は、知り合いの研究者はほとんど皆打っているといっている。
接種しないと職場に出勤できないとかという社会的圧力があってというのが多くの理由らしいが、泣く泣く仕方なく一か八か打ったというような切迫した話ではどうもない。
案外普通に、当たり前に接種しているっぽい。
以前書いたけども、どんなカテゴリーの人もおそらく8割程度、一般国民と変わらない程度接種している。と僕は予想している。
学者だろうが医者だろうがマスコミ関係者も政治家も官僚も、どんなカテゴリーだろうとその8割は無知か馬鹿なんではないか、と考えたからだが、
ちょっと違うかもしれない。
少なくとも専門家は多くは危険性は解っているのかもしれない。でも接種はするんだよね。また不可解な話だ。
ワクチンの危険性は解っていながらワクチンを何の躊躇もなく打つなんて意味が解らない。
この非合理性というのか非論理性が不可解なんだ。矛盾に気が付かないのか無自覚で平気なんだな。
なんとなく思ったのは、以前に書いた、他人の握ったおにぎりが食べられない人がいる、という話に似ているかもしれない。
自分の母親が握ったおにぎりよりも、友達の母親が握ったおにぎりの方が不衛生であるという合理的論理的な根拠などないが、どうしても食べられないという人は結構いる。
論理よりも感覚が勝るという話として以前書いたんだけども、まさにワクチンの話も同じなのかもしれない。