以前にも書いたことがあるんだが、
多くの人は、一度そうだと思い込んでしまうとなかなかその思い込みを修正、更新することができない、少なくとも困難なものだ。
人とは思う以上に学習能力が低いのだ。

以前書いたのは、多くの人は、大食いの人は大柄な人太っている人であるという思い込みがある。

でも、いわゆる大食い選手権に出るような本当に大食いの人は決して大柄な人ではなくむしろ小柄でやせた人である。
少なくとも20年程度はそんな事実を見てきているはずなのに、未だそんな大食いの人に対し「そんなにやせているのにどうして?」とか「どうしてそんなに食べて太らないの?」とかいう疑問が言われるというようなことを例にした。

今回の新型コロナ騒動も、そんな思い込みから脱せない、更新できない学習能力の低さが根底にある話だ。

つまり、
1,新型コロナは感染率も致死率も高い恐ろしい感染症である。という思い込み。
2,新型コロナは蔓延している、流行している。という思い込み。
3,ワクチンさえ打てば安心。救世主である。という思い込み。

おそらく大きくはこの3つの思い込みが浸透している。
マスコミや政府がそれが前提、当たり前に正しいかのように扱ったことにより、いわゆる国民が洗脳されたともいえるのだが、こんなにも簡単に洗脳されるのは、人とは思う以上に学習能力が低いからだ。

冷静に考えれば、冷静に数字を見れば、新型コロナは感染率も致死率も全然高くない。蔓延も流行もしていない。
少なくとも日本では。少なくとも基礎疾患のない人にとっては。
でも一度恐ろしい感染症であると思い込んでしまうとどんなデータがあろうとも新しい情報があろうとも、その思い込みは更新できない。
この騒動の当初はどの程度感染が広がるのかどの程度死者が出るのかはよく解らなかった。その時は十分に警戒するのは正しいのだろうが、この時に思い込みが形成されてしまった。
その後、感染率も致死率も高くないことが解ってもその思い込みは修正されない。むしろマスクをしたからだ、自粛したからだなどとつじつまを合わせてしまう。どんなデータがあろうともだ。
思い込みからは脱せないのだ。

ワクチンに関しても同様だ。
ワクチンを打てば安心である、という思い込みを更新できないのだ。
ワクチンを打てば集団免疫を獲得できるといわれていたが、実際はそうではないことはすでに明らかなことだ。でも思い込みから脱せない。だから三回目接種も当然かのように受け入れる。
ワクチンにはリスクは少なくベネフィットが勝るという思い込みは一向に更新されない。
当初は全く言われなかったリスクがどんなに発覚しても、ワクチンさえ打てば安心という思い込みからは脱せないのだ。
副反応リスクは低いと思い込んでいる人も多い。接種した人の半数以上が発熱するらしいが、そんなのは常識的に考えて異常だ。でも多くの人は発熱するのは効いている証拠だとかでたらめなことを言いつじつまを合わせる。

かろうじてワクチンのベネフィットとして残っているのは重症化を抑制する程度のものだが、これももともと新型コロナの重症化リスクは決して高くない。むしろ感染も感染させることも抑制せず重症化だけ抑制するのは感染そのものはむしろ広めることになる。なんだか当初言われていたこととだいぶん違わないか?
違うはずなのに多くの人はその思い込みを更新することは出来ないのだ。

少なくとも若い人や基礎疾患のない人にとっては新型コロナのリスクは極めて低い。
でも、それでも思い込みから脱せないために若い人にも接種を推奨してしまう。
それも、愛する人のためにとか、何か利他的な理由を言い始めている。
当初言っていたこととはだいぶん違うように思うが、矛盾があろうが思い込みを更新することは出来ず無理やりつじつまを合わせるのだ。

そして、ワクチンを打つことでむしろ感染しやすいというデータも出てきている。
つまりこれは、ワクチンを打つことが収束に向かうのではなく、むしろ広めるということだ。
利他的にも逆効果の可能性も十分にありうる。
すでにワクチン接種の大義すら怪しい。むしろ逆効果、害しかないかもしれない。
そんな状況なのに、多くの人は思い込みから脱せないのだ。

余談だが、ワクチンに反対している人たちの中にも同じ思い込みを持つ人も多い。
新型コロナが恐ろしい感染症で、蔓延流行しているという思い込みを持つ人はいる。ただワクチンが恐ろしいとまた思い込んでいるだけだったりの人も多いのだ。
だからイベルメクチンを個人輸入して飲んでいる人なんてものいる。
結局どちらの立場でも似たようなものでもある。
思い込みとは恐ろしいものだ。