新型コロナのリスクだが、若い人にとっては何のリスクもないことはご存じだと思うが、
高齢者にとってはリスクがあるという風に未だに、むしろ当たり前に言われている。
しかしそれは正しくない。

新型コロナの死亡者をみると、高齢者が多い。
それを見て高齢者にリスクがあるというのは間違いだし、そういうのはミスリードだ。

つまり、まず、病気など関係なく自然死は高齢者の方が多い。当たり前だ。
そしてどんな病気だって高齢者の方が死亡者は多い。当たり前だ。
高齢者はそもそも死亡のリスクは高いのだ。当たり前の話なのだ。
基礎疾患のある人も同じ。基礎疾患があれば死亡リスクが高いのは当たり前なのだ。
単純に死亡者が多いというのを見て、高齢者や基礎疾患のある人に格別新型コロナのリスクが高いというのは当たり前に間違いなのだ。
新型コロナでのリスクを判定するには、その他での死亡リスク、自然死を除外して比較する必要がある。

その比較では、別段高齢者の新型コロナでの死亡率は自然死と比較して変わらないか、むしろ低いという話がある。
無論現状の話で今後変わるかもしれない話ではあるのでそのつもりで読んでもらいたいが、
つまるところ、新型コロナに感染したほうが死亡リスクは低い、つまり新型コロナに感染したほうが長生きするというデータがあるのだ。

新型コロナに感染したほうが長生きするなんてそんな馬鹿な、と思うかもしれないが現実としてありうる話なのだ。

なぜかというと、
ウィルスは、例えばインフルエンザのA型が流行するとB型は流行しないとか、B型が流行するとA型は流行しないとかというようなことが起きることはよく知られている。
まるでウィルス同士が遠慮しているかのようなそんな現象が起きるのだ。
これは不思議にも思うかもしれないが現実に起きる話だ。

この説明として、これは喉の粘膜とか鼻の粘膜の面積をウィルス同士で奪い合うからだと説明されている。
要するに陣取り合戦のようなもので、A型が多く陣地を取ればB型はとることができないということ。
その結果A型が流行するとB型は流行しないという風になる。
これは解りやすい話だ。

だとすると、新型コロナがある程度勢力を伸ばした結果、インフルエンザが勢力を伸ばせなかった可能性がある。
現実に今年のインフルエンザの患者数は極端に少ない。
つまり、
死亡リスクの低い新型コロナに感染したことで、死亡リスクの高いインフルエンザに感染しなくなったと考えることもできるということ。
その結果、新型コロナに感染したほうが長生きするということになっても別段不思議ではないのだ。

そして、先日感染は広がっていないと書いたが、実は広がっている可能性もあるということだ。
なんていうとびっくりするかもしれないが、恐れることはなくてごく弱い風邪として、広く弱く広がっているかもしれないということ。ほとんどの人にとっては大した症状ではないただの風邪としてほとんど認知されることもなく。

だとすると、新型コロナは歓迎すべきものかもしれないのさ。死亡リスクの高いインフルエンザを抑制したのならね。
まあ、これは極端な話ではあるけども、少なくとも新型コロナの死亡リスクはかなり低いのは間違いなく、決して恐れる病気ではないのは確かなのだ。若い人はもちろんのこと高齢者にとってもだ。

もういい加減、元の生活に戻るべきだと思うけどね。

とはいえ、聞くところによると、年末の旅行なんてどこも満員だそうだ。
いまだに騒ぎ恐れている人は一部であって、多くの人はもうわかっていることなんだろうとも思うんだけどね。
ただだれも大っぴらにはそう言わないのさ。それがもうなんというか気持ち悪い話。